「新年 日本を思う」 1


次の総理大臣は岸田氏で決まりでしょう。茂木氏も捨てがたいところだが。
こんなことを書いてしまうと、外した時は心なしか恥をかく。しかし当たった時は、こいつ分かってる感が出て良い。
安倍首相が1番適任だとは思うが、あれだけ本人が4選を否定している。残念ではあるが、そこは捨てた。想像だが、もう限界なのだろう。在位最長記録を出したのに、もっとやれはひど過ぎるか。
しかしポスト安倍の世論調査を2つ見たが、2つとも1位が安部首相というお笑いのような結果だった。冥利につき過ぎる。
安倍首相を推す理由は数あるが、絞るなら、日銀総裁に黒川氏を就任させたことか。俗にいう黒川バズーカ。
もう1つ推す理由を上げるなら、天皇の男系男子を絶対としている事だ。その意味を理解している。そこを崩すという事が、日本にどんな悪影響をもたらすか分かっている。伝統云々の話ではない。

インド太平洋戦略を絶賛する人もいるが、自分には判断が出来ずにいる。
日米主導の法に基づく自由な貿易圏を作る。全く悪い話ではない。が、箱を開けてみないと分からないので評価が出来ない。
その道に詳しい人には、読める、見える人のか。上手くいき、日本が栄えるという事が、今の時点で。自分は全くの専門外なので、全く分からない。
ついでに国賓招聘は支持はしないが、上手いやり方なので、反対ではない。カードを持てたので、交渉をするのに有利だ。
カードが無いので交渉の場すら与えてこない北朝鮮の例がある。カードを持つアメリカが代わりに交渉役をやっているのが現状だ。
アメリカと香港民主派等の人権問題に関する国際世論攻撃が増せば増すほど、日本国内での国賓招聘への反対の声が高まり、そしてますます有利になる。北朝鮮で大歓待を受けていた習氏の姿が浮かぶ。日中の蜜月ぶりを国際社会に見せつける、これは美味しいだろう。逃したくはないはず。

今後の対中政策はどうしていくのか。79年から昨年まで続けたODA、安倍首相が止めなければ最先端国家に対し、発展途上国への開発支援を今年以降もやっていた。
金を貢いだ結果は脅威的な軍拡、返礼はたび重なる軍事的威嚇だ。中国は日本より大国化したと言っていい。経済の危うさがあろうと、そこはロシアと同じ、軍事力だ。経済力vs.軍事力では、完全に後者が勝つ。
そして日本は衰退の道を説くものが続出という、馬鹿らしすぎて笑えるのか泣けるのか。
推測としては、根本は対中政策陣営にいる。ファイブアイズとは離れず加盟はせずで、日中友好で安全保障と経済復興を狙うが1番か。近隣国が厄介者だらけ、一国でも少しは落ち着きたいところ。

さて、岸田氏は世論調査ではわりと下位にあるが、何よりまともで、頭脳明晰。疑う人は、公式HPで確認するとよい。各分野において政策がかなり具体的に詳細に書かれている。小難しいので、読むと疲れる。
岸田氏の弱点は地味さか。いわゆるハト派。ああ見えてタカ派の安倍首相から一転してハト派の首相というのは、それで大丈夫なのかと疑念を抱かれかねない。
総理就任への熱意は高く、積極的に動いてはいるが。
さらりと書いた、何よりまともである。これはかなり重要。総理大臣にまともで無い人がなるわけがないと思う人は、歴代の総理大臣を調べると良い。
鳩山氏、福田氏あたりおすすめ。
まともでない人が国家を牽引するポストに就いたら、どうなるか。こうなった。
まともな安倍氏が総理として長期政権を敷いたことで、日本はある程度立ち直った。しかしそれは延命に近いと思えるのはペシミスト過ぎだろうか。

繁栄ではなく安定を。中流層と国保を守り抜く。緩やかでも確実に最低賃金を上げていく。同じく防衛費のGDP比を上げていく。消費税は絶対に上げない。次期総理にはそれを願う。

      つづく