中国での住まい。大家とのバトルからも学ぶ
中国の滞在期間は2002-2006年
昔の経験ではありますが
上海での住居は、私の場合は
ルームシェアを3年
独り暮らしを1年しました。
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部屋を探すときは
仲介屋さんに物件を紹介してもらい
内覧して決めた後
大家に1ヶ月分の保証金と
家賃を支払い完了。
退去時に保証金は返却してもらえますが
部屋の状態をみて大家と相談します。
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どこに誰と家賃いくらで住んでいるのか
大家はどんな人?
これはいつでも
誰もが関心のある話題でしたが
元同僚のマカオ人のルームメイトと
1年借りた部屋を退去する日のこと
この時の大家さんは
50代位の上海人女性。
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大家は部屋に入って机をみるなり
大声で
「ここに変な色がついているわね
この机とても大切にしていたのに!」
と言い始めて
「保証金は返さないわよ、早く出て行きなさい。」
けんもほろろな答え。
それだけ言うと「じゃあね」と
帰ろうとしたので
ルームメイトと2人
ちょっと待ってください
部屋のものは何も壊していないし
全部もとのままですよね
家具は消耗品なので
普通に使っていても
変色すると思います
もう少し考慮してください。と
説得をはじめました。
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大家は「知らないわよ!」の一点張り
そうなると、こちらも
「はい、そうですか」と
ならないのが中国式
(どこで…もですかね)(;^ω^)
「そこをなんとか考えなおしてください」
「お願いします」
そそくさと帰ろうとする大家が
出て行かないように
2人で入口のドアの前に
立ちはだかりました。
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大家は逆上
なんなのよ!あなたたち!
帰してくれないなら警察呼ぶわよ
「どうぞ、警察でもなんでも」
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サイレンが聞こえて
しばらくすると警察官が到着
狭い部屋に入ってきました。
警察:「バリケードされて、出られないんだって?」
大家:「そうなのよ!この2人が」
部屋はなんの問題もないのに
保証金が返してもらえないので
帰らないでほしいとお願いしたと
私たちは警察官に説明
警察:「で、問題の机の変色は?」
-- ここです。
警察:「どこ?どこが変色してるの?」
大家:「◎△$♪×¥●&%#?!」
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警察:あんたね、気持ちは分かるけど
たいした問題じゃないんだし
少しくらい(お金)返してあげたら
大家は警察からも説得されて
空気は膠着状態に。
そのまま数分がたち
警察:「そろそろ僕たちは行くよ」
警察:「で?いくらかえしてあげるの?」
大家: 「零」 líng (ゼロよ)
警官と私たち: 「零」ゼロ( ゚Д゚)?
私たち:そんなこと言わずに・・・
大家:「零!」 líng
(ゼロったらゼロだよ!)
*
警官はあきれて帰っていきました。
私たちもここまで粘って
ダメなら仕方ない。
その時、私の頭の中には
大家の言い放った
「零」líng の発音が響いていました。
こういう風に言うのか・・・と
思いながら。
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