【旅行記】青春18きっぷで房総半島を1周して関東最東端の灯台に登ってみた!
2024年春の青春18きっぷ旅、最終回の5回目です♪
ここまでの軌跡ー
北:栃木
南:福岡(小倉)
西:山梨・大阪
⇒東に行ってない!
東京の東側と言えば千葉県。
そこで房総半島1周にチャレンジしてみることにしました☆
(旅した日:2024年4月10日)
〇行きは良い良い
◇ところで房総半島って?
さっそく総武線で東京を脱出。千葉駅から内房線に乗り入れる君津行です。
房総半島の外周を沿うように走る内房線や外房線には、館山、鴨川、勝浦などのメジャーな駅が並びます。どこも行ってみたいとは思いつつ、遠いな・・・(時間もお金もかかっちゃう)と思い、行くのをためらっていた場所です。
千葉駅の向こう側には行ったことがありません。どんな車窓を見せてくれるのでしょう、楽しみ!
ところで・・・
電車が内房線に入ってから、おもむろに
「房総半島とはどこぞや?」
と調べてみました。(今!?)
私の思い描く房総半島⇒
調べた結果⇒
右に飛び出ているあそこも!?
調べたところ、右に飛び出ている半島は銚子半島であり、房総半島の最東端でもあるとのこと。
内房線+外房線で房総半島が1周出来ると思っていましたが、そうではないようで💦
乗換案内を駆使したところ、乗り継ぎのタイミング良く銚子まで行けそうです。
銚子と言えばお寿司が美味しそうというイメージですが、ほかには何があるのかな?
とりあえず行ってみましょう!
◇海岸沿いをひたすら進む~海の向こうに富士山!
まずは内房線。
東京湾沿岸部を進みます。埋立地には製油所や火力発電所が並び、ときには炎を上げる煙突も!
君津行に乗車していますが、次の列車の始発駅である木更津駅で降ります。
木更津駅からは上総一ノ宮行に乗車。途中、阿部鴨川駅からは外房線に乗り入れる2時間の旅です。
この区間では、海の向こうに富士山を望むことが出来ました!
さて、ここまで東京湾沿いを南下していた列車は、館山市でちょっとだけ内陸を横に突っ切り、太平洋側を北上します。
時に海からの風を受け、時に田畑に風を巻き起こしながら列車は進み、正午過ぎに上総一ノ宮駅に到着。
次に乗り換えるのは、これまでになく長い列車。外房線から京葉線に入り、終点は東京駅。
この列車に乗り続けていれば東京に帰れます!
が、20分ほど乗車して大網駅で下車。
ここから東金線・総武線を利用して、14時52分、銚子駅に到着しました☆
(※列車の詳細は最後にまとめます)
〇犬吠埼灯台
◇「本当に一人で灯台まで行く?」~迷っている間に電車は行ってしまい
銚子駅に降り立ってから、まず最初に迎えてくれたのは・・・
さて、家を出発した時はまさか銚子に行くとは思っていませんでしたが、車中で観光案内などを見てみました。
銚子電鉄(聞いたことある!)で犬吠崎灯台(聞いたことある!)に行ける!
たださすがに行く決心がつかないままお手洗いなどに行っている間に、恐らく連絡を取っていたであろう銚子電鉄は行ってしまいました・・・。
帰りの時間のことを考えると、銚子に滞在できるのは2時間ほど。
次の銚子電鉄が来るのは1時間以上先です。
それを待ってはいられないので、どうしましょう。
ひとまず駅の外に出てみます。
犬吠埼灯台へは、バスで行くルートもある模様。
決心がつかないまま、バス停を探してうろうろしているうちに、ちょうどバスがやってきました!
すいていて座れるし、乗っちゃお♪
銚子駅を出発したバスは、公民館や病院などのバス停を経由しつつ市街地を進みます。地元の方ご用達のバスといった感じ。
やがて車窓は田畑や木々の緑へと変わっていきます。
銚子駅から15分、バス停・犬吠に到着しました。
お時間のある方は、バスからの風景を動画に収めましたので、ご覧ください☆
◇断崖絶壁に沿う道~まるで火サス!
犬吠でバスを降りたのは私一人です。
それはいきなり私の眼前に現れました。
火サス!
(令和の若者たちに通じる気がしなーい)
歩きながら動画を撮ってみました。
人っ子一人いない崖沿いの道を歩く動画です。動画の方が「高さ」を感じていただけるかもしれません。
◇犬吠埼灯台とは?~国内に16基ある「のぼれる灯台」のうちの1つ
バス停から歩くこと10分、関東最東端の灯台、犬吠埼灯台に到着しました。
犬吠埼灯台は「世界灯台100選」や、「国の重要文化財」に選出されています。
なんと言っても特徴は「のぼれる灯台」であること。
「のぼれる灯台」は全国に16基しかありません。
受付で入場料(参観寄付金)300円を払い、敷地の中へ。
◇99段の階段~のぼって体感した「狭さ」
それではいよいよ階段をのぼりましょう。
中は思ってた以上に狭いです。
螺旋を描きつつのぼるので、先が見えない。
そして上に行くほど狭くなる!
考えれば当たり前のことですが、のぼり始めるまで考えたことがなかったです。
現地に行って体験してみるって、やはり学びが多いですね。
のぼりながらちょっと動画を撮ってみました。
階段の数字が「20」とあるので、まだ下の方ですね。
狭さと急な傾斜を確認いただけると思います。
この動画はぜひ見て欲しい!
99段・・・私の脚力をもってすれば楽勝だと思っていたのですが笑
なかなかに息が上がりました。
一般の人がのぼれる最後の階段です。
階段で人とすれ違えないのはもちろん、この写真を撮っている場所でも、人とすれ違う時は腕をあげて少しずつ体をずらしながらすれ違います。
そうして這うようにのぼった階段の先にー
外の世界の光が!
海のきらめきも見える!
太平洋、どーん!!
どーん!!
足元。
怖い。。
外に出た瞬間から震えるほどビビりまくりました。
このスペースも人とすれ違えないほどの幅しかありませんが、柵から出来る限り離れ(ほとんど離れられません!)、灯台に身をよせてどうにか360度回ってみました。
一部だけ動画に撮りました。高さを感じていただけたら嬉しい!
◇展示室・霧笛舎~歴史を学び、古の音を聴く
99段の階段を降り、どうにか地上に戻ってきました。
灯台の足元には展示室や霧笛舎などもあり、犬吠埼灯台、さらには日本の様々な灯台について知ることが出来ます。
ほんの一部をご紹介。
大きい!
この形状は遠くまで光を届けるためのものでしょうか。
ちなみに現在は110万力ンデラの光りを放ち、 光達距離は19.5海里とのこと。
うーん、よく分からないけど、なんだかすごいんだと思う!
次は動画でご紹介。
旧犬吠埼霧信号所の霧笛です。
スイッチを押すと音が流れるようになっていたので、もちろん押してみました。
音はカタカナにすると「ウーーーー」という、今のサイレンなどと同じ表記になってしまいますが、金属味がないと言いますか、深さを感じる音です。
かつてはこの音が大海原を渡り、霧の中でも船が場所を見失わないよう伝えていました。
敷地を出ると、日が傾き始めています。
青春18きっぷで家まで帰るのに4時間くらいかかります。
帰路へ着きましょう!
〇帰りも良い良い
◇銚子電鉄初乗車~まずい棒!?
帰りは銚子電鉄を使うことにします。
灯台から徒歩10分ほどで犬吠駅に到着。
電車を待つ間、お土産物屋さんへ。
◇内陸を突っ切る成田線~並ぶ風車にびっくり
銚子駅から、今度は成田線に乗ります。
車窓から、来る時にもチラチラ見えて気になっていたアレが、大きくいくつも見える光景に出くわし、びっくり!
風力発電のための風車がいくつも並んでいます。
調べたところ、風力発電の立地に適しており、とてもたくさんの風車が建てられているようです。
インターネットで画像や動画をいくつか見ましたが、なかにはひまわり畑に風車が建っているものもあり、シーズンに来たい! と思いました。
旅するたびに魅力的な場所を見つけてしまいます☆
成田線で内陸部を横に突っ切って千葉駅へ。
そこから総武線に乗り換えて東京に戻ってきました。
終盤、駆け足でのご紹介となりましたが、思いがけず銚子に行き、灯台にのぼり、春の18きっぷ旅最終回にふさわしい、ボリュームたっぷりな旅が出来ました。大満足!
〇列車まとめ~1周となると乗換もたくさん
またまた大ボリュームになりました旅行記、ここまでお読みくださり、本当にありがとうございます☆
2024年春の青春18きっぷ旅、全5回トータルで果たしてどれくらい移動して、どれくらい得しちゃったのか。
そのまとめは次の機会に譲りたいと思います。
すでに夏の18きっぷが始まっていますが、近鉄週末フリーパスの記事もまとめられていないし、お散歩記録でupしたい場所がいくつも。
書きたいことが渋滞していて、次が何になるか自分でも分かりませんが、また様子を見に来ていただけると嬉しいです!
この記事は旅のマガジンに収録します。
ここまでの18きっぷ旅も収録していますので、興味を持たれましたら、こちらもよろしくお願いします☆