忿怒のダキニ、センドゥンマ
すでに何回かnoteには書いていますが、チベット仏教には歳末などの除災儀軌で必ずといっていいほど登場する本尊に「センドゥンマ」がおられます。
「ロンチェン・ニンティク」の伝統において、柔和相(おだやかな御姿)のダキニといえば「ユムカ・デチェン・ギェルモ」すなわちダキニ・イェシェ・ツォギャルです。
そして忿怒相(狂暴な御姿)のダキニといえば、センドゥンマを指すのです。
先日(8/11)のダキニの御縁日には、講員さまの除災をメインとしたため、こちらの本尊の儀軌を採用しました。
今回はそのセンドゥンマについて、少しご紹介します。
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