新月の日ツォクの、お知らせ ※無事終了(5/11)
旧暦三月(卯月)は、日本の旧暦もチベット暦でも本日が晦日(三十日)となります。チベット暦では本日が新月となりますので、今夜9時半頃よりツォク・プジャ(ガナチャクラ)を厳修します(直前の告知になってしまい申し訳ありません)。
特に本日は「浄化・滅罪の行」にふさわしいため、罪業消滅の行を追加します。阿弥陀浄土への往生を願う「往生法」も執り行ないます。
今回も「記事購入」という形は取りませんが、サポートいただければ当日の供養に充てます。
細かい祈願内容がありましたら、サポートいただいた際に出てくる「お礼メッセージ」内のメールアドレスにメールをください(過去の有料記事の有料部分に記載があるアドレスと、同じです)。よろしくお願い致します。
今回もサポートいただいた方は、祈願主のお名前で下の写真のような燈明(チューメー)を、朝まで仏前にて供養させていただきます。
供養の際は、燭台は三千世界、燈芯は須弥山、油は大海とされ、五光が大空に行き渡ると観想するように――と経典には記されています。
当方の燈明は一般に販売されているキャンドルではなく、純粋な植物油(食用)から作られた最高品質の油を、台湾から直輸入しています。
仏教において燈明を捧げるのは、積んだ善根が彼岸という目的地まできちんと橋渡しをしてくれるための、「智慧の眼」としての意味合いがあります。積んだ福徳が正しい動機に基づき正しく運用されるのに不可欠なのが、智慧だからです。
そして明日からはサカダワ月(Saga Dawa)といって、釈尊の生誕・成道・涅槃といった重要イベントが重なる月間が始まります(チベット仏教では特に重視されます)。
特に強調されるのは「肉食を控えること」や、貧しい人への施し、五体投地や念誦といった修行、「放生」(殺されそうになっている生き物を救って解放する)などです。
このサカダワ月では善業が100万倍になるとされますので、重要な日にツォク供養を厳修する予定です。5月は19日、21日、26日が該当します。特に26日はサカダワ大祭であり皆既月食も起きますので、大変重要です。近づきましたら再びお知らせいたします。
(5/14 14:00更新)
新月のツォク供養にご賛同いただき、ありがとうございました。
午後10時少し前からスタートして、2時間半かけまして円満に終了することができました。この場を借りて皆さまに御礼申し上げます。
今回はご先祖様への追善を希望される方が多かったので、そちらに特化した行法を追加しております。燈明も、大きなサポートとなるでしょう。
皆さまの燈明も、朝まで灯しました。ご先祖様も含めて智慧の輝きが強まるよう、祈願いたしました。
除災・厄除けの本尊(ダキニ)を用いまして、他人の嫉妬や呪詛、霊的な触りといったあらゆる障害を除去する修法も執り行ないました。
また新月でしたので、罪業消滅をする儀軌もいつも通りに執り行ないました。
5月12日からサカダワ月(Saga Dawa)に突入しております。満月となる5月26日(水)のドゥーチェン(大祭)をピークに、まさに「勝負の十五日間」です。気吹乃宮では五大元素を強化する長寿・増益の行に専念いたしますので、この期間にサポートいただいた方に関しては、もれなく一緒に祈願させていただきます。
※サカダワについては、昨年5月に投稿した記事(サカダワ月、突入)もご参考ください。