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「蔵暦十日」ツォク供養の、お知らせ ※無事終了(6/9)

本日(6/9)はチベット暦(蔵暦)四月十日で、グル・リンポチェの御縁日という吉祥日にあたります。

大変加持の強いパワフルなこの日、月4回のツォク供養(チベット暦十日・十五日・二十五日・三十日)の規定に従いまして、午後8時からリクズィン・ドゥーパの儀軌に基づくツォク供養(ガナチャクラ)を厳修します。
約1時間半を予定しています。

この吉祥日にグル・リンポチェに祈願することで、私たちには力がもたらされ土地神や護法尊の加護がもたらされると言われます。皆さんもぜひグル・リンポチェに祈願し、息災と平和を祈念されることをお薦めします。

グル・リンポチェの加持は「金剛の甲冑」と喩えられます。負の力が強大である末法は、憤慨する魔や邪悪な力や霊的な障害が蔓延するといわれ、それらから護身するには、私たちはグル・リンポチェの加持に頼る必要があります。そうすることで最高強度の甲冑(金剛の甲冑)を身にまとい、多くの障害を防ぐことができるのです。

チベット仏教でも毎回、儀軌の最初にはグル・リンポチェの加持を降ろす段があるほどです。

オム・アー・フム・ヴァジラ・グル・ペマ・シッディ・フム
(グル・リンポチェの根本真言)

信心をもってお唱えすることで、今いる場所にも加持がもたらされるでしょう。

ナムドゥルリン寺の「サンド・ペルリ」内陣。
撮影:気吹乃宮

(6/10 1:00更新)
グル・リンポチェの御縁日のツォク供養が午後9時半に満行しました。
ご賛同いただきましてありがとうございました。
皆さまの息災、諸願成就をお祈りいたしました。

「ロンチェン・ニンティク」の正統の儀軌「リクズィン・ドゥーパ」で今回も修することができました。

チベット暦四月のグル・リンポチェの御縁日(つまり本日)に祈ることで、特にナーガ(龍)、強力な地霊などからの悪影響を受けなくなるとされます。
さらにサカダワ月のツォク供養ということで、より多くの福徳が積める日でした。

6月14日(火)は満月で布薩です。釈尊の三大イベント(生誕・成道・涅槃)が集約されたサカダワ大祭(サカダワ・ドゥーチェン)の日で、福徳は1千万倍に膨れ上がるとされます。

仏教徒として重要なこの日、例年どおりツォクを修する予定です。近づきましたら改めてこちらで告知いたします。

サカダワ月が始まった5月31日から、私自身は肉や魚は購入・調理せず、酒も断ち、外食先でもなるべく肉は避けています。

せめてサカダワ大祭当日の1日だけでも肉や酒を断つ人は多いため、ご参考ください。

また当日はなるべく争いをせず、寛容な心で喜捨をしたり、施しをしたり、寺社へ詣でたりすることをお薦めします。



サポートは、気吹乃宮の御祭神および御本尊への御供物や供養に充てさせていただきます。またツォク供養や個別の祈願のときも、こちらをご利用ください。