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外務省で勤務することのメリットとデメリット

私は日本の大学を卒業した後、新卒で外務省に入省し、10年間以上勤務しました。その間、海外の大使館で8年以上勤務しました。

今回は、外務省での10年以上のキャリアを振り返り、外務省での勤務のメリットとデメリットについて各4点記載したいと思います。

新卒や中途採用として、外務省で勤務、在外公館で外交官として勤務することにご関心のある方々にとって参考となると幸いです。


1 メリット
(1)留学・語学力
外務省で勤務して良かったことで真っ先に思い浮かぶのが、外務省の研修制度を通じて、専門の言語を話す国に2年間(アラビア語の場合は3年間)、留学できることです(※外務省に新卒で入省する総合職及び専門職の職員の全員が、指定された専門言語を学ぶことになります)。

2年間をどのように活用するかは各々の職員に任されており、大学院を修了する人もいれば、(特に特殊言語などの場合は)語学学校に通って語学力の習得に努める人もいます。

外務省では、入省してから1年後(専門職)又は2年後(総合職)に全員が海外で研修を受けることができ、研修後は専門言語を活用できる国にある大使館で2~3年程度勤務することとなります。

このため、入省後の早いタイミングで最低4~5年間を海外で勤務することができ、国際感覚を養うことができます。

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