挑戦と進化~ELEMENT2023年上半期のハイライト
通い放題のパーソナルジム 「ELEMENT(エレメント)」。2019年12月のオープン以来、月額39,800円で通い放題のパーソナルジムブランドとして、多くの会員様の「運動の習慣化(※1)」定着に向けた体づくりをサポートしてきた。
2023年2月のnoteでは、2023年ELEMENTは何を目指していくのか、その抱負について語ってもらった。約6か月が過ぎ、上半期を終了したがELEMENTはどのように成長したのか。上半期の振り返りを通じて得た知見や気づきについて語ってもらった。
ELEMENTは、フィットネス業界のイノベーターになる
インタビュアー澤田(以下 澤田):改めて2023年のELEMENTの大テーマについて教えてください。
鈴木太郎(以下 鈴木):2023年のELEMENTは、「業界の先駆者(イノベーター)となる。」ということをテーマに掲げています。パーソナルジム=「ウエイトトレーニングをする場所」「ただダイエットをする場所」という既存概念を覆すことで、ELEMENTという存在が業界や競合から面白いと言われる存在になるために様々な施策を展開してきました。
「質の高いトレーニング環境の提供」と「フィットネス業界の成長」を実現するために、従来のフィットネス業界にはなかった新しい取り組みを成功させることで、イノベーターになりたいと考えています。フィットネス業界にイノベーションを起こすために、2023年ELEMENTが挑戦したいことはこの2つです。
2月のnoteでは、下記の2点に挑戦したいとお伝えしましたが、上半期からこの2点を実現するために沢山の施策を実施しました。
ウエイトトレーニング以外のトレーニングの選択肢を提供する
ELEMENTサービスの他社展開
2023年上期にELEMENTが達成すること
澤田:具体的にどのような施策を展開したのか教えてください。
鈴木:大きく5つのことにチャレンジしました。その中でも今日は、3つに絞って施策の内容と成果についてお話したいと思っています。
ウエイトトレーニング+マシンピラティス導入店舗の増店
ELEMENT新業態として三宿店の新規リニューアルOPEN
池尻大橋店でのグループセッション導入
24hフィットネスジムへELEMENT事業の組み込み
他社フィットネス・パーソナルジムへのELEMENTサービスの導入
ウエイトトレーニング+マシンピラティス導入店舗の増店
鈴木:従来のパーソナルジムでは、フリーウエイトなどで筋肉に負荷をかけて鍛える「ウエイトトレーニング」を通した、お客様の身体作りのサポートが主流でした。ELEMENTでは、今年からウエイトトレーニング以外の新たな選択肢として「マシンピラティス」を提供することでパーソナルジムの在り方を変えたいと考えていました。
既存のFC店舗であるELEMENT人形町・鶴見・神楽坂・中野店に相次いでマシンピラティスの導入を推進した結果、全ての店舗で問い合わせ数、売上ともに向上することに成功しました。一般客層のマシンピラティスへの関心が大変高い状況の中で、新サービスとして展開できたことでニーズを掴むことができたと考えています。
現在では、更なる拡大のためにトレーナーへのマシンピラティスの研修を進めており、マシンピラティスができる店舗の拡大はもちろん、お客様へのアプローチ方法を増やし、質の高いトレーニング環境を提供していきたいです。
また、マシンピラティスをべ―スにした新規店舗の展開も進んでおり、より幅広い層にアプローチできるようになり、新しい顧客の獲得にも繋げることができていると実感し始めています。
池尻大橋店でのグループセッション導入
鈴木:2つ目に、ELEMENTで唯一1人のトレーナーが2名のお客様を同時にパーソナルトレーニング指導する「セミパーソナル」を展開する池尻大橋店にグループセッションの導入を試みました。グループセッションとは、トレーナー1人に対し、最大お客様4名を同時指導するグループトレーニングのことで、全身の筋力トレーニング・効果的な脂肪燃焼など、複数プログラムから選択いただけるような設計をしました。
約8ヵ月の期間、お客様のニーズに合わせてセッションのメニューや進行フロー、アフターケアの仕方などPDCAを回し続けましたが、結果としてグループセッションの需要はあまり高くはなかった、という気づきを得ることができました。そもそもグループセッションを導入することで、お客様同士のコミュニティー形成するだけでなく、お客様に有酸素運動ができる機会を提供することでトレーニングの選択肢の幅を広げることを目指していましたが、70‐80%と高い水準をキープしている通常のセミパーソナルの予約率と比較すると半分以下の予約率となってしまいました。
現在はグループセッションとは別の形のセッションを提供できないかを再度検討しており、こうしたトライ&エラーを繰り返すことで、お客様の満足度を向上させるだけでなく、業界や競合から面白いと言われる存在になりたいと思っています。
他社フィットネス・パーソナルジムへのELEMENTサービスの導入
鈴木:最後に、他社フィットネス・パーソナルジムへのELEMENTサービスの導入を促すために、主に2つの施策を展開しました。1つ目が、「クラブインクラブ(※2)」での展開です。2023年5月にフィットネス事業を展開するSDエンターテイメント株式会社と業務提携を行い、総合フィットネスクラブ「SDフィットネス24」にELEMENTのパーソナルトレーニングの提供を開始しました。
SDフィットネス24会員様のトレーニング選択肢を拡充し、充実したサービスを提供することを目指して店舗をオープンさせましましたが、SDフィットネスとELEMENTの両方を併用してくださるお客様も順調に増えており、パーソナル指導と個人での総合フィットネスジム利用を増加させることで、より運動の習慣化へ近づける環境づくりができていると実感しています。
2つ目は、フィットネス事業やクリニック事業を展開する企業に対して、ELEMENTのマシンピラティスを「プロダクトフランチャイズ(※)」として提供開始しました。これまでマシンピラティスを導入していなかったフィットネス事業社やクリニック事業社がマシンピラティスを導入することで、トレーニングやリハビリの選択肢を増やすことができ、より広い年齢層や運動経験の方にアプローチすることができるようになり、結果的にプロダウトフランチャイズを導入した店舗の新規顧客の獲得にもつながることを期待して提供を開始しました。
多くの反響をいただくことができ、第一弾として2023年7月から、大宮にあるパーソナルジム EIGHTにマシンピラティスの提供を開始しました。これまでウエイトトレーニングの提供を通じてお客様の身体作りをサポートしてきましたEIGHT大宮店では、新たにマシンピラティスを導入することでお客様への新たな提供価値の創出が期待されています。
※ 企業が自社製品やサービスを提供するために、他の企業にライセンスを与えるビジネスモデルのこと。フランチャイズ契約により、フランチャイズ加盟店は、フランチャイズ本部が設定したビジスネスモデルを利用して自社の店舗でサービスを提供することができます。
下半期に向けて
澤田:下半期が既にスタートしていますが、フィットネス業界にイノベーションを起こすために、どんな挑戦をしていきますか?
鈴木:現時点ではまだ詳細をお伝え出来ない物が多いのですが、下半期は下記の5点に挑戦していきたいと考えています。
他社フィットネスブランドへのELEMENT事業の組み込み(クラブインクラブ、プロダクトフランチャイズ)
ELEMENT経済圏(会員、従業員向け)の開発
他社と共同でのELEMENTブランド初の海外出店
ELEMENTでのオリジナルプロテイン開発
法人企業向けオフィスワークアウトプログラムの開発
早速、「他社フィットネスブランドへのELEMENT事業の組み込み」については、8月に株式会社WORKOUTと業務提携を開始。リアルワークアウト池袋東口店の一角に、2023年9月以降マシンピラティスを提供する「パーソナルマシンピラティス&ジムELEMENT(エレメント)池袋店」のオープンを予定しているなど、順調なスタートを切っています!
もちろん、上半期行ってきた取り組みもここで終わりではありません。下半期も継続的に取り組みつつ、新たなチャレンジを行うことでフィットネス業界にイノベーションを起こしていきたいと考えていきたいと考えています。下半期のELEMENTにも是非期待いただきたいです!
また、引き続きELEMENTをさらに盛り上げていくための採用やFCオーナー様の募集も強化しています。もしご興味を持ってくださる方がいらっしゃったら、ぜひお気軽に採用ページからお声がけいただけると嬉しいです。
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