はじめの一歩 #1
様々な病気を相手にする中で、頭痛とかかわるようになったのは、世界的な頭痛の大家の教授とのご縁が大きかったように思います。
2005年に日本で初めて頭痛学会の創始者の先生によって国際頭痛学会が2005年(平成17年)10月9日日曜日から12日水曜日まで、京都国際会館で開催されました。
第12回国際頭痛学会(12th Congress of the International Headache Society)です。国際頭痛学会の各国の要人の先生方も集結され、私も参加させていただきました。京都の国際会館の会場では日本の伝統芸能や行事、最後には花火まで上がるなど盛大な会でした。
当時2001年に、片頭痛治療の頭痛時の治療薬であるトリプタン製剤が発売されたばかりで、その後に開催された初めての国際頭痛学会でしたので、トリプタンに関する話題が盛んになされていたのを覚えています。
2001年にグラクソ・スミスクライン株式会社からコハク酸スマトリプタン(イミグラン🄬)、同じ年にアストラゼネカ株式会社からゾルミトリプタン(ゾーミック🄬)、2002年にファイザー社から臭化水素酸エレトリプタン(レルパックス🄬)、2003年にエーザイ社から安息香酸リザトリプタン(マクサルト🄬)が発売されたばかりでした。2008年にナラトリプタン塩酸塩(アマージ🄬)が続々と発売されましたから、片頭痛という病気に対してのより一層の理解が深まったように思われました。
こういった治療薬が錠剤だけでなく注射薬や点鼻薬、口腔内速溶錠があるため選択肢が広がり頭痛治療の大変革が訪れたわけです。
今回こちらのnoteで頭痛に関する様々な情報を共有できる機会を頂ける事は非常に光栄な事です。
今年の2021年は片頭痛の予防治療薬が日本で発売された最初の記念すべき年になります。
こうした記念すべき機会に立ち会える幸せと機会とご縁に感謝しながら
日々の頭痛の情報を積み重ねていけたらと思っております。
今後とも宜しくお願いします
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