富山の片隅で「篁牛人」
今日は帰省最終日ということで金沢から東京への大移動。途中雨が強く、また渋滞もあったためなかなかに時間がかかりました。
そんななかでも寄り道をしたのが、富山にある。渇筆家という変わった肩書を持つ篁牛人(たかむら ぎゅうじん)の展示館に行って来ました。
渇筆とは一般に日本画では線やしわを表現する際に水を使った滲み(にじみ)を用いるのに対し、乾いた筆に直接絵の具を使うそうです。これによりかすみや濃淡を出すのがこの渇筆の技法となります。
そのような渇筆の技法からもたらされる作品たちてすが、力強さと繊細さの数々がとても興味深かったです。
なんというか既存の日本画とも違うんですよね。この人にしか出せない完全に独立した世界がそこにある感じ。
そんな展示館てすが、なんと入場料100円、絵はがき(ポストカード)50円という超破格な値段でした。それでいて撮影可能という大丈夫かここ?と思ったのはここだけの話。
見れば見るほどもう少し評価され、脚光を浴びてほしいなんて思った〜の展示館。富山駅からも比較的近いですし、この力強さに惹かれたらおすすめです。
いただいたサポートはサムネイルに使っているダンボー撮影の小道具に使わせていただきます。