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西洋絵画史の旅へ「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」

昨日ですが、実は月1恒例となっている美術館めぐりへ行ってました。といっても少し前に「オラファー・エリアソン」の方に行っているので、今月は2つ目ということになります。

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行ってきたのは上野にある国立西洋美術館。分かりやすく言うとJR上野駅に一番近いといってもいい美術館です。で、今回の目的はこれです。

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「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」。本当は春先に行われる予定でしたが、流行病により延期され現在期間の開催になりました。

今回の展示の特徴ですが、レンブラントの「34歳の自画像」やゴッホの「ひまわり」など全61点の作品が初来日という点です。これを逃したら一生のがしてしまうといっても過言ではないラインナップでした。

さてロンドン・ナショナル・ギャラリーは元々市民による寄贈が母体となっている美術館です。初代館長の方針として西洋絵画史の教科書となる展示をコンセプトにしており、ルネサンスから印象派まで多くの時代の作品が収蔵されています。

実際今回の展示でもそれが踏襲されている展示になっており、最初はルネサンスからはじまり歴史を徐々にたどっていくこととなりました。

今回の企画展で特に興味深いと思ったことはこの歴史をたどる中でイギリス絵画の歴史について同時にふれることができたことです。

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具体的には最初に肖像画文化というのが存在し、そこからグランド・ツアーと呼ばれる裕福な子息たちが、ローマやヴェネツィアに修学をしにいってお土産のように絵画を購入してきた歴史、そして風景画もトレンドになっていく過程ですね。これが非常に興味深かった。

特に風景画には理想風景画を描こうという考えが一時期流行っていたようで、どこかギリシャ神話のような場面から展開されるそれらは風景画は理想を突き詰めていった結果の壮大感を強く感じました。

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あと忘れてならないのが、ゴッホの「ひまわり」です。これだけは特別扱いのように手厚く展示されていました。

そもそもゴッホの「ひまわり」というのは特に有名なものだと全部で7つある(あるいはあった)と言われています。これらはゴーギャンと同居をする時に描かれたもので、そのうち気に入ったものの2枚にはサインをし実際部屋に飾られたそうです。

この2枚のうち1枚がここにやってきました。実際見てみると他のバージョンとちがって咲き誇るという意思が強く伝わってきました。他のバージョンも過去にみたことがありますが、これだけは別種です。

ということでゴッホの「ひまわり」を始めとして多くの作品に出会うことができました。なお今回ですがどれも本気の作品だったため鑑賞に時間がかかり、結局2時間ほど絵を鑑賞していました。

美術を鑑賞することにおいて力みは本来必要はないのですが。圧倒される作品をみるとこちら側もどうしても力が入ってしまいます。なお今回買ったポストカードはこちらです。

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最初は気に入ったものだけ買おうとしていましたが、ロンドン・ナショナル・ギャラリーのコンセプトに惹かれしまい、結局1時代に1枚相当の枚数で買いました。普段は3,4枚だったことを考えるとなかなかに多い。

企画名:ロンドン・ナショナル・ギャラリー展 
会期:2020年6月18日(木)~10月18日(日)
場所:国立西洋美術館
時間:09:30-17:30
(金曜・土曜日は21:00まで)
展覧会公式HP:https://artexhibition.jp/london2020/
巡回:大阪(国立国際美術館)
11月3日(火)~2021年01月31日(日)
備考:チケットはすべて日時指定制です。現地では買えません。
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