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全編ワンカットの臨場感へようこそ 「1917 命をかけた伝令」

昨日書いた吉田穂高展のあとは吉祥寺へ。夕方に家族で行う月一の食事会まで時間があったので映画を見ることにしました。

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何を見ようか時間や内容と相談した結果「1917」を見ることに決めました。アカデミー賞作品賞にノミネートされ全編ワンカットで撮ったという異色の作品です。

ストーリーとしては第一次世界大戦の中、上官に命令された二人の主人公。聞くと敵地の最前線にいる味方に退却命令を伝えてほしい。もちろんそこまで行く間には何が起こるか分からない。前線にいる1600人の命を救うため、そしてその中の一人に含まれている兄を救うため、二人は歩きます。

全編ワンカットの映画ということで見ていて常にライブというか主人公とずっと共に行動しているように感じました。なんというか手法が非常に面白くメイキングが見たい。

そしてずっとカメラが回っている中だと見ていて疲れるかもと心配をしましたがそんなことはありませんでした。少し変な感じですがワンカットの中での緩急が優れていて、見るという集中力を保ったまま気を緩めることができました。

その一方で塹壕や戦地の中での誰かいるのではという緊張感はカメラが切り替わらないゆえになかなかの緊張感。これぞワンカットが光っていたポイントかなと思います。

そしてもう一つの強みでもありますが、この緩急がなだらかに変わるというか「変わるという境目」がないことに面白さを感じました。一般に映像作品ではカットという形でカメラが切り替わります。これにより空気が変わったり視点が変わったりということが起こりすぐに変化だということに気づきます。

ところが今回のような試みだと、本当に突然ではなくなだらかに変わっていくのです。この点に関しては撮影技術や演出としてとても興味深かったです。

またワンカット以外に興味深かった点としては映像効果があげられます。今回「1917」は作品賞こそ逃したものの、撮影賞、録音賞、視覚効果賞を受賞しています。その中での特に視覚効果は見るものを圧倒した世界を作っていました。

具体的には夜の町の場面。戦時中ならではの光景である夜なのにまるで昼間のような光景という表現をあそこまで表現したのには驚かされました。映画というフォーマットであそこまで表現するのは本当にすごいことです。

映像表現に目が行きがちになってしまいましたが、自分が見た1917の感想はこのような感じです。

そうそう、もちろんストーリーがダメというわけではありません。二人が突然呼び出され、戦地に赴きながら進んでいく光景や最初のシーンとラストのシーンを繋ぐあの要素とかは非常に印象が残りました。そして作戦の前と後における主人公の表情が何か非常に考えさせられます。

映画
タイトル:「1917 命をかけた伝令」
サイト:https://1917-movie.jp/
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