まずなにかをスキになる。

「スキと言う感情は麻薬のようなものだと思ってる。

一度夢中になってしまうと、
それ以外のことは考えられない。

気になる人ができた時。

見かけたらつい目で追ってしまう。
学校の帰り道、思い出に残っていることを思い出す。
かわいいと言っていたものを覚えている。
少しくらい嫌なことはどうでもよくなる。

一日中その人のことばかり考えてしまう。

もちろんモノ・コトにも言える。

文房具にハマった時は
シャーペンのノック音、消しゴムの弾力
ふつう誰も気にしない所にまで注意がいった。

ギターを弾き始めた時には
授業中に左手でコードを練習したり
お店でかかる曲のギターをずっと聞いてたりした。

ある研究によると
スキな人の前では知能がサル以下になるらしい。

たしかに
周りが見えなくなる。

「〇〇のことだし」と
論理なんか関係なく判断もしてしまう。

でも、

スキになることを
やめる気にはならない。

一つのことに集中することは
すごく楽しいことだし、
洞察力も高くなると思う。

周りから「おかしいよ」
って言われるくらいがちょうどいい。

それくらいこだわり抜いた先に
まだ誰も見たことないものがある。

誰も好きになれず、
何にもハマれないことは
すごく虚しい。

家でゴロゴロスマホを見るくらいなら
バカにされるくらい何かに没頭した方がいい。
麻薬に犯されたらいい。

今はこうして、
興味があることが見つかって
時間が足りないくらいはしゃいでいる。

毎日ワクワクしている。

もう少し早く
自分のスキに気が付いて欲しかった。