【注意喚起】変なスピサロンにはご注意を【引っかかるなよ】
私は占い師を生業としているのですが、
最近お客様からスピ業者についてのご相談が急増しているので注意喚起のために文章をまとめてみました。
「蛇の道は蛇」とはよく言ったもんで、こういった情報は真っ先に耳に入って来るんですよね。
やばいスピリチュアル業者について
スピリチュアルは究極の話、無いものをあるように見せて売る商売です。
宗教や占いもある意味ではそうなのですが、宗教は何千年も続く思想体系に基づき「生き方」について人々を導くもので、
占いは占いという手法を使ったカウンセリングだと私は思っています。
スピリチュアルはその点めちゃくちゃで、大抵神道も仏教も呪術も入り交じりのなんでもありの状態にします。
なぜそうするかというと、神道や仏教などの様式をしっかり取ってしまうとある程度の知識が求められる上に、その組織に属する必要があるからです。
自らが教祖となる必要のあるスピリチュアル業者にとっては都合の悪いことこの上ないです。
そのため、SNSで一見まともそうなことを言っていても、神道や仏教の教えをごちゃ混ぜにしているため全体的にはお粗末です。
神道や仏教の知識がない人からは「いいことを言うなぁ」と思われていても
有識者からは「こいつやばいな」と思われることがほとんどです。
しかし、基本的にスピリチュアルは情弱ビジネスで成り立っているためここで知識のある人が入り込んでしまうと後々厄介なことが起こるので実はこれで良いのです。
スピリチュアルの会=マルチの会
やばいスピリチュアル業者は最初のうちは、優しくポジティブな言葉で周りを巻き込んで上手く行っていそうな雰囲気を作っていきます。
よくあるものだと、
「あなたの苦しさはあなたのせいでは無い」
「人生が大変なのは選ばれているから」
といったものです。
基本的に災害や生い立ちといったどうしようもないことを除いては、人生が上手くいかないのは本人の実力不足だからなのですが、
そういった現実が耐えられない心の弱い人にとっては優しい言葉をかけてくれる場所はとても居心地のよいため、抜け出せない場所になってしまうわけです。
断言しますが、こういった会に出入りしている人の人生が好転することはまず有り得ません。
自分のやりたいことが軌道に乗ったら居場所のセミナーには居ずらくなってしまうので、
無意識のうちに周りの人達のレベルをこえなおようにストッパーをかけてしまうからです。
また、スピリチュアル業者は人心掌握のさじ加減が上手いので、
離れそうな人が出た時は
「この会に来た人たちは特別なのです」と優越感と帰属意識がくすぐられるようなことを言ったりします。
そうやって居場所になっていくうちに、顧客の悩みを聞き出して第二段階に進めていくのです。
その第二段階というのは忠誠心を見せるということ。
端的に言うとお金なのですが、ここでストレートに「お金ちょうだい」と言うと生々しさが出てしまうので、
顧客にお金を使う口実を作るわけです。
よくあるものだと、スピ業者が販売しているものを購入したり、その会が主催している認定講師といったものですね。
スピリチュアル業者の売るものが高いわけ
やばいスピリチュアル業者が販売する物販は大抵〇万円単位のものが多いですが、それはものがいいからではなくてサンクコスト効果を使うためです。
サンクコストとは、
それまでの投資によって失った費用や労力を惜しみ、投資を継続しようとする心理のことです。
平たく言うと、お金や労力をかけたことによりもったいないと感じてしまい、中々抜け出せ無くなる認知バイアスのことを指します。
これをスピリチュアル業者の物販に当てはめると、
「こんだけお金と時間を使ったのだから幸せになるまでやらないと!」
となるわけです。
ですが、スピリチュアルにハマってしまうと開運アイテムにお金をつぎ込んでしまうため本人はお金のない状態が普通になってしまいます。
そうすることによって、本来自分のために使うはずだった資格取得、美容、新しいチャレンジをするために回すお金が無くなってしまうので、
ますます負の連鎖に陥ってしまうわけです。
そもそもスピリチュアルサロンにハマる人は疎外感が強く、周りの人間関係が上手くいかないからそういったところに出入りするようになります。
そんな人がスピリチュアル業者から買った数珠をジャラジャラつけていると、
かなり異様な見た目になるのでますます周りの人から距離を置かれてしまうため、
さらにサロンにのめり込んでしまうわけです。
講師ビジネスが一番ヤバイ
こうした販売ビジネスの中でもぶっちぎりでやばいのは講師ビジネスです。
害悪となる知識をばらまくからやばいのはもちろんのこと、本当にお金がかかるのは講師を取得した後だからです。
そもそもこういった訳の分からない資格もどきは取ること自体がかなりお金がかかるのですが、
更新料として毎年お金を払わされたりスピリチュアル業者の名前を使うみかじめ料としてお金を払わされるパターンが多いからです。
さらに酷いものになると、講師をすることが出来る免状というものまで発行したりするのでまさにやっていることはネズミ講と同じだったりします。
スピリチュアル業者は幸せなのか?
ある意味では自らの才覚で他人をコントロールをして、お金や知名度を手にしているスピリチュアル業者は一見すると成功者に見えますが私はそうは思いません。
なぜならそれは人相と本人の美意識に出ているからです。
本人の写真はプロに撮ってもらうことが多いので当てになりませんが、動画を見ると一目瞭然です。
このあたりのことは別途記事で解説していきます。