講義のリアぺでダラダラ書いたこと

なんか面白かったので脳汁でているうちにコピペ
課題文:工芸の領分課題
☆今まで自分が考えていた「陶芸」から連想されるイメージをもとに
「アートと陶芸の違い」について自分なりの考えを述べてください。


まず私は、すべての制作行為は尊いものであり、人の手を通して生まれるものに違いはないと考えている。
そのうえでアートと陶芸の違いについて考えた。
陶芸は自然素材を対象に「焼成」といった工程を経る。
この工程により制作者本人が意図しない方向に偶発的な作品が出来上がる可能性を「陶芸」といったひとつの創作分野のなかに内包しているのだと思う。
そもそも自然素材を用いて、ひとつひとつ丁寧に形を与えていくといった工程は、
制作者本人の予測のつかない方向へと進むことを是とするものであり、それを制御する「技術」に比重がよったものであるのだと感じた。
ここがアート(美術)と陶芸の違いなのだと考える。
アートは、いくつかの事物といくつかの出来事(それが歴史や個人といった文脈に回収される)に構造を見出し、関係性を明示することであるのだと考える。
「アートは関係性の明示である。」とドライに捉えるとそこに一定の技量さえあれば「技術」のようなものさしは必ずしも必要ではない。
しかし、「陶芸」は、自然素材や予測不可能な偶発性をどれだけ綺麗に制御し、作品を形成するのか。といった「人の手の技術」や「出来上がった作品」に美を感じる。
また、私はそこに感動を覚える。
つまり、アートと陶芸の違いは「物事の関係性」や「それを表現すること」といった視点に重きを置くか、「技術と偶発性によって生まれる美しさ」に視点を置くかの違いなのではないのかと考えた。

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