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なぜ多くのトレーダーが飛ぶのか・資金管理編2

はじめに

①この記事は全文無料で読めます。
多くのトレーダーが投資を続けると、結局(おそらく維持できなくて)いなくなる理由を、ビジネスとしての視点から考える、トレード資金管理法から、垣間見れます。

4月の少証拠金トレード・資金管理法ルールより

唐突ですが、弊社は2月決算なのですが、都合4月末が決算申告期限。使っているクラウド会計の残高があわない原因がわからず、3月末には終える予定の決算申告がどうにも進まない。気を取られるし時間もかかるので、思うようにトレードも出来ない。

合わせて、弊社が既に販売しているツールのユーザー様の中に、1ヶ月で倍増とか、5倍増にされながら、結局途中で飛ばしてしまう方がいらっしゃるので、ここについて何とかしなければと考え、

普段、国内口座の方で採用しているトレードにおける資金管理法を、海外口座の少額トレードで行う事にしました。

ルール

①入金3万円。3万円の約3%である、3万1千円を超える利益はこまめに出金する。

②利益が3万円の20%増、つまり3万6千円に達するまでは、ハイレバを封印し、コツコツトレードを心掛ける。

③出金額が3万6千円に達したら、口座残高が3万6千円を超えた分は出金し、4万円に達したら、今度は口座残高を4万円にし、4万円を超える金額は出金する

④出金額が4つまり4万5千円に達したら、次は口座残高を4万5千円にし、さらに、4万5千円を超えた利益は出金し、出金5万円に

・・・・・
以下繰り返す。

多くの方は、証拠金を逓増させていき、それに伴いロットを次第に上げ複利を掛けていく、こういうイメージでトレードされるかと思うのですが、なぜこういうルールを採用しているのか・・・

ビジネスの観点から見るルールの意味

第1目標達成地点

4月5日に3万円だけを入金。コツコツコツコツとトレードを重ね、第1目標である、出金3万6千円、口座残高残3万円を達成したのが、4月15日

ビジネスの観点から、解説する

これは厳密な会計処理とは違うと思うのですが、ビジネスの観点からこの状態を説明すると、以下の図ようになると思います。

ポイント① 口座残高を仕入れ原価とみなす。
ポイント② なくなる可能性がある以上、リスク資産である。

※この時点では、初期投資回収、即ち仕入れ原価返却プラス、回収後利益が仕入れ原価の20%ですね。売上利益率は120%という事になります。

継続地点2

さて、さらにこのルールを適用しながら、4/19日には、以下のようになっています。

先の表で

全損覚悟ハイレバ推奨の落とし穴

よくTwitterで、海外口座を使用して証拠金を分割し、全損覚悟でハイレバを打ち爆益を狙う方法が推奨されているのをみかけますね。
(詳細は、資金管理まるわかり講座で説明しています。)

きちんとこまめに資金分割を行い、資金管理をしているうえで行われていて、かつ成果が出ているのであれば、問題はないと思いますが、利益が出ているからと、左の口座残高を吹っ飛ばす覚悟でハイレバをすることは果たして良いのか?

うまくいけばともかく、全損する可能性を視野に入れていますから、どんなに勝率が高い人(勝率7割以上の人)でも、3回に1回は口座を飛ばします。

さて、そうなった場合

さて、これでも初期証拠金に対して20%利益が出ているわけですから、良いではないかと思われるかもしれません。ただし・・・

ここでやめればね。 ( ̄ー ̄)ニヤリ

継続を前提とする場合に考えておかなければいけない事

ここで、FXなんて、トレードなんて、クソゲーだ、無理ゲーだ。やめたやめたと思う人は少ないでしょうね。だって、まだ勝っていますから。

そこで次は

初期投資回収すらできていない状態へ逆戻りです。

ビジネスの観点から考えてみる

通常であれば、初期投資を回収して初めて、トントンですね。しかし上記のような状態であれば、まだ初期投資回収すらできていない状態です。

しかも、その間、販管費は出ていくわけですから、実際は、まだこの状態では赤字です。Σ( ̄ロ ̄lll)ガーン

つまり、こういうこと(全損覚悟トレード)を行っていいのは、他に継続的な収入があり、再入金できる人か、もしくは既に多くの余剰資産を持っている方に限るのです。

トレード以外に収入がない専業トレーダーであれば、間違ってもこんなことを行ってはいけないわけです。こんなことをしょっちゅう繰り返していれば、死ぬわけです。路頭に迷うわけです。そして結局、兼業へ逆戻り。

※注 兼業が悪いという意味ではありません。


製造業的観点から、資金管理を考える

やってはいけない事をやったうえで、解説

4月20日には、例のミニ口座は

こうなっていました。

さて、ようやく決算申告の目途が立った、4/21日金曜日、ここで敢えて初期投資分額損出しをしてみるつもりでトレードしました。

※ ビジネスでは決してこういうことはしません。なので、会社の口座はこのミニ口座以外は国内口座です。

ハイレバドカン負け祭り

Σ( ̄ロ ̄lll)ガーン w 端数分ズレた!そこかよ!

通算損益はこうなります。

利益は出ているけれど、初期投資回収は出来ていない状態に逆戻り
=完全赤字
です。

実際には、bitwalletから初期証拠金は出金していますから、手数料金額を引いた残り金額を、再度口座入金し、今月中に口座残高を3万円まで戻せなかったら?⇒来月の生産能力は4月を下回ることになります。

( ゚д゚)ポカーン  何の話?

さて、ここで実際の会計処理と異なりますが、図の左を仕入れ原価から、設備投資+製造原価と仮定します。すると、4月19日の状態は

つまり、口座残高は、人の部分を除いた生産能力という事になりますね。

初期投資+再投資分+販管費<回収後利益となるのが理想ですので、

回収後利益が、常に、口座残高全体<回収後利益 が理想です。

回収後利益から販管費や税金を出すわけですから・・・

この状態をキープし続けて初めて、専業トレーダーとしてやっていけるという事になります。(もちろん、この額ではやっていけませんが・・・)

実際のイメージですと

口座残高の額や、人によっての生活レベルや税額にもよるとはおもうのですが、口座残高の125%以上、回収後利益をキープし続ける必要はあるのではないでしょうか?

これであれば、万が一口座残高が全壊したとしても、生産能力を落とすことなく再生産が可能です。税金払ってもいくらか販管費分(生活費も含め)残ります。

月次100万円以上利益を出し続け、専業トレーダーとなるのは、おそらくこういう状態を実現できてからではないでしょうか?

※注 ここまで持っていけた人が口座を全壊させることは、可能性としては低いかもしれませんが、無いわけではないでしょう。

実際、全壊どころか追証食らって飛んで行った人を直接2人知ってます。しかも一人は8億円まで利益を出していた人です。

ご覧の通り、2週間積み上げた利益をわずか一日で吹き飛ばすことができるのが相場です。げに相場とは恐ロシア・・・

拾い画です

再投資の観点から、資金管理を考える


読んでいただいてお分かりのように、万が一の場合に備えての資金管理も大事ですが、ポジティブな意味でも、こまめに余剰資金は出金しプールしておくと良いことがあります。

例えば、昨年は、株価指数やビットコインが大下落しましたが、そういう時に現物もしくは低レバで売って放置するとか、日経が大下落しそうだとかだと、オプションのコールを買っておくとか、比較的安全で確率の高い投資チャンスが訪れた場合、そちらへ資金を回すという事が可能です。

ユーザーの皆様はもちろん、読者の皆様にも、ぜひそういうチャンスを生かせる投資家になっていただきたいなあと思っております。

お知らせ (いきなりかよ!)

オリジナルツールのリリースが相次ぎましたので、各ツールの紹介を簡単にまとめた記事を作成しました。

裁量トレードの補助として役立つツールを探している方は、是非ご覧ください。(*- -)(*_ _)ペコリ









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