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研究とボルダリング

ボルダリングっていう競技がありますよね。あの、岩を模した人口の壁を登る競技。実は別に人口の壁である必要はなくて、自然の岩を登る場合もボルダリングと呼ぶそうです。

さて、僕は理系の大学院生です。ですので研究やそのための勉強を毎日しています。具体的には専門分野である物理学や数学の勉強です。

その一方で、僕はかなり幅広い興味を持っている方だと自認しています。つまり、所属している研究室の専門分野に限らず、他分野やそもそも物理学以外の分野にも興味があります。例えば情報科学や脳科学、進化人類学などなど。ですので当然、専門分野以外にも手を出してみたいな、と思ったりもします。さすがに進化人類学には手が出ませんが。

だけど、まずは一つの分野でしっかり研究をすることが大事なのだと思います。そこで研究のノウハウを知ったり、経験を積むことで自分のスタイルを確立したりすることができて初めて他分野をのぞくことができるんじゃないかな、と思うわけです。

なんだかこれってボルダリングみたいだと思いませんか?いまの専門分野がボルダリングで最初につかむホールド(でっぱりのこと)みたいなもので、それをしっかりとつかみ、体勢が安定して始めて次のホールドをつかむことができる。そうやってどんどん自分が到達したことの無い場所へと登っていく。そして、いつしかほかの人も到達したことの無い場所に手が届く。ほら、似てるでしょ?

そんなわけでふと「なんだかボルダリングと研究って似てるなあ」と思ったわけです。

まあ、僕はボルダリングしたことないんですけどね。

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右螺子(理系大学院生)
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