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【北海道在住向け】旅行Tips大全
北海道在住の方に向けて、北海道内旅行や道外旅行をお得に楽しむための情報をまとめました。移動手段に焦点を当て、これまで筆者が実際に活用してきた便利な方法やプランをご紹介します。
1. JRのお得情報を知る
えきねっと「とくだ値」
JR北海道のオンライン予約サービス「えきねっと」が提供する「とくだ値」は、特急列車の切符を通常価格よりもお得に購入できる割引サービスです。この割引を活用することで、以下のように移動コストを抑えることができます。一例を示します
札幌〜旭川への移動
通常価格:5,220円(片道)
「とくだ値」利用価格:2,860円(片道)
割引率:45%お得
札幌〜帯広への移動
通常価格:7,790円(片道)
「とくだ値」利用価格:4,670円〜(片道)
割引率:最大40%お得
札幌〜函館への移動
通常価格:9,414円(片道)
「とくだ値」利用価格:6,590円〜(片道)
割引率:最大20%お得
詳しくは公式ページをご覧ください:えきねっと「とくだ値」公式ページ
JR北海道では、特急列車をお得に往復利用できる「Sきっぷ」と「Rきっぷ」を提供しています。これらのきっぷを活用することで、通常運賃よりも割安に旅行が可能です。以下、それぞれの詳細と価格例をご紹介します。
自由席往復割引きっぷ(Sきっぷ)
「Sきっぷ」は、特急列車の普通車自由席を往復で利用できる割引きっぷです。有効期間は6日間で、途中下車はできません。
価格例:札幌 ⇔ 旭川
通常往復料金:9,380円
Sきっぷ料金:5,550円
割引額:3,830円お得
詳細はこちらをご覧ください。
また、上記と似たチケットで指定席往復割引きっぷ(Rきっぷ)というものもあります。こちらも合わせてご覧ください。
AIRDO共同のフリーパス(4日間)
AIRDOとJR北海道が共同で提供するフリーパスは、道東や道北エリアをお得に周遊できる便利なチケットです。以下に詳細をご紹介します。
フリーパスの種類
AIRDOひがし北海道フリーパス
有効期間:4日間
価格(大人):20,000円
フリーエリア:釧路、帯広、網走など道東エリア全域
AIRDOきた北海道フリーパス
有効期間:3日間
価格(大人):16,200円
フリーエリア:旭川、稚内、富良野など道北エリア全域
利用条件
購入場所:新千歳空港駅の指定席券売機、話せる券売機など。
有効開始日:購入日当日または翌日から利用開始。
指定席利用:
ひがし北海道フリーパス:普通車指定席5回まで利用可能。
きた北海道フリーパス:普通車指定席4回まで利用可能。
特典
AIRDO機内利用券:機内販売商品1,000円分と引き換え可能。
空港連絡バス割引:指定された空港連絡バスが割引価格で利用可能。
駅レンタカー特典:特別価格でレンタカーを利用可能。
詳しい情報は公式サイトをご確認ください:AIRDOの公式案内サイト
2. バスを利用する
JR特急が満席だったり、割引が適用されない場合は、高速バスの利用を検討してみましょう。バスは所要時間がやや長くなるものの、運賃が安く、コスト重視の旅行には適しています。
札幌から主要都市へのJR特急と高速バスの料金比較:
札幌 ⇔ 帯広
JR特急(自由席):7,790円
高速バス:3,230円〜
札幌 ⇔ 釧路
JR特急(自由席):9,990円
高速バス:4,770円
札幌 ⇔ 函館
JR特急(自由席):9,440円
高速バス:3,920円
主な高速バス運行会社:
北海道バス株式会社
「特急ニュースター号」を運行し、札幌と帯広、釧路、函館などを結んでいます。
公式サイト:北海道バス株式会社
北都交通株式会社
札幌と帯広、釧路、函館などを結ぶ高速バスを運行しています。
公式サイト:北都交通株式会社
注意点は、JR特急よりも移動時間が長くなる傾向があることです。
高速バスは、コストを抑えたい旅行者にとって有力な選択肢です。各社の運行スケジュールや料金を比較し、最適な移動手段を選びましょう。
3. 高速道路の割引を活用
ETCカードをお持ちの方は、NEXCO東日本が提供する「HOKKAIDO LOVE! 道トクふりーぱす」を活用することで、北海道内の高速道路をお得に利用できます。このフリーパスは、道北、道東、道南の各エリアで設定されており、連続する2日間または3日間、対象エリア内の高速道路が定額で乗り放題となります。
各プランの詳細:
道北プラン
対象エリア:旭川方面をはじめとする道北エリアの高速道路
料金:
2日間:普通車 6,100円、軽自動車等 4,900円
3日間:普通車 7,100円、軽自動車等 5,700円
利用期間:連続する2日間または3日間
道東プラン
対象エリア:釧路、帯広など道東エリアの高速道路
料金:
2日間:普通車 6,100円、軽自動車等 4,900円
3日間:普通車 7,100円、軽自動車等 5,700円
利用期間:連続する2日間または3日間
道南プラン
対象エリア:函館、洞爺湖、登別など道南エリアの高速道路
料金:
2日間:普通車 6,100円、軽自動車等 4,900円
3日間:普通車 7,100円、軽自動車等 5,700円
利用期間:連続する2日間または3日間
詳しくはこちらからご覧ください。
4. 飛行機のセールを活用
飛行機を利用した道外旅行を計画する際、セール情報や特別割引を活用することで、移動費を大幅に抑えることができます。
飛行機のセール情報
ANAやJALなどの航空会社では、不定期でセールを実施しています。
セール情報の調べ方
「飛行機 セール」と検索すると、各航空会社のセール情報がすぐに見つかります。また、航空会社の公式サイトやアプリを定期的にチェックすることで、タイムセールなどの短期間セールも逃さず確認できます。価格の一例
ANAやJALのセールでは、札幌(新千歳)〜東京(羽田)の片道運賃が1万円を切ることも。
LCC(格安航空会社)を利用すると、同区間の片道運賃が5,000円以下になる場合もあります。
U25割引の活用
25歳以下の若者を対象とした「U25割引」は、当日予約でも利用可能な非常に便利な割引制度です。対象となる航空会社は、JAL、ANA、AIRDOの3社です。
価格の一例
札幌(新千歳)〜東京(羽田):片道約15,000円前後で利用可能。
通常価格に比べて大幅に割引されているため、急な予定でも安心です。
利用条件
利用者が25歳以下であることが条件。
主な航空会社の公式サイト
5. フェリーの活用
フェリーでのんびりと移動したい方には、以下の主要航路がおすすめです。各航路の概要と運賃の目安をまとめました。(一例です)
苫小牧 ⇔ 仙台
運賃目安:9,500円~
公式サイト:太平洋フェリー
苫小牧 ⇔ 名古屋
運賃目安:12,300円~
公式サイト:太平洋フェリー
苫小牧 ⇔ 秋田
運賃目安:5,600円~
公式サイト:新日本海フェリー
函館 ⇔ 青森
運賃目安:2,200円~
公式サイト:青函フェリー
フェリーや飛行機、高速道路やバスなど、北海道での移動手段は多岐にわたります。それぞれに特長があり、旅のスタイルや目的に合わせて選ぶことで、旅の満足度がさらに高まります。お得な情報や割引サービスをしっかり活用して、移動も旅の楽しみの一つに変えてみてはいかがでしょうか?
北海道の大自然や各地の魅力的な観光地を巡る旅が、皆さんにとって素晴らしいものになりますように!