祖父伝来の?
先日、母から
「物置から、じーちゃんが昔使ってたっぽい小刀が出てきた。全体が錆びてるし多分切れないから捨てようと思うけど、良いかな?」
との連絡が。
祖父は生前、現役時代は技術者として働いており、僕も今現在「古い道具の類が大好き侍」として色々な道具を整備したりコレクションして楽しんでます。
即答で
「取っといて。研いでみる」
と連絡して、持ってきてもらいました。
サビ落とし前の写真を取ってませんでしたが、ステンレス製だったせいか危惧していたよりもサビが少ない状態。
とはいえ、全体の半分ほどの面積が錆びていて、結構豪快に刃こぼれもしている状態。
まずはリューター+ワイヤーブラシでサビをざっくり落としてから、砥石で全体をざっくり研ぎ、刃の部分は中研ぎ→中仕上げ→仕上げ→超仕上げと結構ガッツリ研いでみました。
小刀は木製の柄などはなく、金属製の刀身だけ、というような状態でしたので、
下地には極細の木綿ロープを巻いて、その上から革のレースを使って巻いてます。
ケースの類が何もなく、鞘を作ろうかなとは思ったものの、ひとまず急ごしらえでケースを造りました。
サイズがギチギチ過ぎたので、改めてちゃんとしたケースを作ろうと思います。
久しぶりに革細工をしましたが、やっぱり物作りは楽しいです。