コンタクトプリント その2
先日、Amazonで購入したSunprint用紙へのコンタクトプリントを試した事例をご紹介しました。
今回は、同じくAmazonで購入できるこちらを使って作った感光紙へのコンタクトプリントを試してみました。
使用した紙は、これまたAmazonで購入した上質紙。
スポンジハケで液を塗って、暗い場所で乾燥させたものを使用しています。
露光台はもうお馴染みになりつつある、ダイソーMDFとUSB UV LEDライトで作ったお手製の台。
最大でA4サイズくらいのプリントができるように作りました。
今回しようしたネガは5x7フォーマット。
正確には4.75 x 6.5という大きさで、キャビネ判(小キャビネ)となるサイズです。
長編が165mm、短編が120mmになるのでB5用紙サイズの感光紙なら2枚並べて露光できます。
こちらは実際にコンタクトプリントした紙をスキャナーで読み込んでみた一枚です。
ネガと同じ小キャビネ板のサイズでプリントも仕上がります。
こちらも同じく、上質紙へプリントした1枚。
フィルムの端の部分や切り欠きまでしっかりとプリントされてました。
Sunprintの用紙では露光時間を10分に設定していましたが、この紙(というかこの薬品)の場合は、露光時間を30分に設定しています。
露光後はしっかりと水で洗って、最後にワイドハイターEX仕上げでコントラストを出します。
厚手の上質紙だと、濡らしても丈夫さは保てますし、乾燥した後はかなりパリっとした仕上がりです。
真っ直ぐ伸ばすためにアイロンを、と別に露光したもので一枚実験してみましたが、見事に汚れてしまいました。
このプリントは、ある程度乾燥させたのち平たい板(MDF板)で挟んで重しをのせ、フラットニングしています。
こうしてプリントするまでのプロセスで、電子的な処理を一度も介さずにこうして写真を作り出せた、というのは大きな達成感を得られる経験でした。
現在、これまでの例の他にも「これカラーネガでやったらどうなるかな」という興味が湧いてきて、さてどうしてくれようかと悪巧みをしています。