M.Zuiko 75-300mm
先日、土曜日は特に何の予定もなく、そして一人の時間が出来、その上いいお天気でしたので、東長崎にある梅の名所「虎馬園」へ、また梅でも撮りに行こうかな、と支度をしていたまさにその時。
ヨドバシからのお荷物が届きました。
前から気になっていて、かつ最近になって
「ひょっとして自分の撮り方ならマイクロフォーサーズで十分では」
と考えるようになってから、購入を決意したレンズです。
M.Zuiko digital ED 75-300mm F4.6-6.7Ⅱというレンズで、新品での価格も4万円未満という超絶コスパなレンズです。
レンズ内手ぶれ補正はなし、開放f値も4.8と、必ずしもハイスペックとは言えないかもしれませんが、メリットはかなり大きいかと思います。
まずはそのサイズ。
左側が今回購入した超望遠、右側はOlympus PEN E-Pシリーズ用のダブルズームレンズキットなどで良く出回る40-150mmレンズ。
40-150mmの方は、ちょうど缶コーヒーの小さい缶と同じくらいのサイズ。
75-300mmはペットボトルのお茶くらいのサイズです。
35mm換算すると、左は150-600mm、右側も80-300mmという焦点距離になります。
いずれも望遠~超望遠に分類されるレンズとしては、かなり軽量コンパクトです。
PEN E-P5に取り付けると
こんな具合になります。
PEN E-P5自体かなりコンパクトなカメラですので、コンパクトなレンズと組み合わせると違和感のない比率になっていると思います。
そして肝心要な実際の写真は、
ちょっと逆行気味に撮ってみた水仙を、F8まで絞って撮ってみました。
シャッタースピードは1/1500秒になりました。
こちらは赤と緑のコントラストがキレイな椿で、F値は望遠端での開放値となる6.7です。
徐々にシャッタースピードが遅くなるようにして、どこまで手持ちで使えるか試してみました。
こちらのメジロの写真はシャッタースピード1/250秒で、焦点距離600mmにしています。
手ぶれ補正などがなければ、シャッタースピードが遅くてブレてしまう恐れが強い状況でしたが、E-P5本体の手ぶれ補正のお陰で無事でした。
そして今回試し撮りしたものの中で一番シャッタースピードが遅かったのがこちらで、1/90秒。
600mmの焦点距離だと、多分安全圏といえるシャッタースピードは1/1000秒になると思いますが、そこから考えると3段階くらいは遅い状態。
それでも手ブレ無しでの撮影に成功しています。
レンズ本体には手ブレ補正機能が無いので、純粋にカメラ本体の手ブレ補正機能でカバーされています。
色合いについては、カラーネガのGold200なんかと比較すると結構ビビッドな具合になったなと思います。
フィルムで言えば富士フイルムではProvia100が近いかなーと感じました。
花や建物などを撮る事が多く、広角側を使う頻度が低いということもあり、今回新たに望遠レンズをお迎えしました。
カメラ本体の手ぶれ補正にかなり助けられますが、
・多分手持ちは日中の屋外に限定かな
・写りは色合いも鮮やかで、F4.8とか6.7でも自然にボケてくれる
・カメラ本体+レンズでもかなり軽いので、コンパクトな三脚でも十分イケそう
というのが、このレンズを使っての率直な感想です。
「まぁぶっちゃけお値段なりww PROレンズと比較してAFも遅いし」
という評価も目にしましたが、そりゃ高いレンズが良いのは当たり前です。
PROレンズが同じ価格だったらそっちを選ぶでしょうが、桁が1個違います。
このレンズ、少なくとも私にとっては
「超絶コスパの極上レンズ」
です。
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