Samurai X4の実写検証
先日手に入れた京セラサムライX4、早速撮影をしてみました。
京セラサムライX4は、
こんな具合の外見、ちょっと昔のビデオ録画するハンディカム的な持ち方となる縦型カメラで、Olympus PENのようなハーフサイズカメラです。
今回は、愛用フィルムのARISTA EDU ULTRA200。
晴天の屋外で、先日作った「ゴリ押しで作るDXコード付きパトローネ」に詰めて撮ってきました。
まずは作例をいくつか。
持っていた場所は、長崎県長崎市にある神ノ島という場所。
ここは三菱の造船関連の工場が多く集まっている場所で、海に面した場所です。
まずサムライX4(以下X4)の機能として、
・オートフォーカス(AF)機能あり
・自動露出(AE。ただし、絞り値のマニュアル設定は不可。自動のみ)
・ズーム(25-100mmなので、実質50-200mm)
・連射機能あり
・5コマの拘束多重露光機能あり
といった具合のものが備わっています。
この内、後半の2つ、連射と多重露光は試さなかったんですが、基本となるAFとAE、ズーム機能を試す撮り方をしてみました。
まず、普通に構えて撮ると横構図の写真になります。
ハーフサイズカメラの多くは、「普通に構えて撮ると縦構図」という機構になっていますが、このX4は普通に構える(カメラは縦長の状態)と横構図、カメラを横に倒して撮ると縦構図になります。
まず、遠くにピントが合うように撮ってみました。
合焦速度は、Nikon DfとかOlympus PEN E-P5あたりと比較すると、たしかに激遅な部類に入ります。
が、Nikon F4と比較してどうかと言われたら、
「それほど気になるくらい遅い、というワケじゃない」
と感じました。
また、フォーカス探しであっち行ったりこっち行ったりということもそんなに多くはなく、群生で咲く紫陽花などを撮っても、それほど迷うこともなかったです。
また、AEについても、今回はゴリ押しDXコードなパトローネを使いましたが、特に暗すぎたり明るすぎたりもせず、恐らくは適正露出の範囲内だと思います。
そしてズームなんですが、これはちょっとばかり使いづらいと感じました。
・ズーム操作ボタンを結構強く押さないと動かない
・ズームの動作が結構遅い
というのがちょっとした難点。
200mm相当の望遠側だと、流石に明るくないと手ブレしそうなので、明るいところでないと厳しそうです。
絞りを開けて、とか絞って撮るといった操作が出来ないので、望遠は使い所がある程度使い所を考えないと行けなさそうです。
そしてハーフサイズカメラでよくやる組み写真的な使い方で、ちょっと注意しないといけないのが、撮る方向。
右→左だと撮影の順番と風景の並びが逆になるので、左→右に撮る必要がありそうです。これはちょっと色々試して考えないといけないです。
Samurai X4は性能面では最新のカメラと比較するべくもありませんが、日常気軽にバシャバシャ撮るにはちょうどイイかも知れません。
同じハーフサイズカメラでも、
・Olympus PEN F
…しっかりと構図やボケ方を考えて、ポートレート的に主題をしっかりと決めつつ撮る時に
・Samurai X4
…気軽にバシバシとスナップ撮影する時に最適。どっちかというとパンフォーカスな写真を撮りたい時に
といった具合で、使い分けられると思います。
オートフォーカス+自動露出+自動巻き上げ機能がついたOlympus PEN EEみたいな感じで考えつつ使うと便利に使えるかも。
最近のフィルム価格高騰の事情もあって、ハーフサイズカメラは出番が増えてきてます。
貴重な戦力が加わってくれました(`・(エ)・´)b
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