仮想ディスプレイ?
PICO4のVirtual Desktopの調子が非常に良くなったので、前々から試してみたかったことをやってみました。
それは
「せっかくヘッドセットで仮想的にディスプレイ表示が出来るんだから、どうせなら『本当は存在しない、ガチの仮想ディスプレイ』をヘッドセット内に出してみたい」
というもの。
どうやらVirtual Desktopの機能として、ソフトウェア的に仮想ディスプレイを増やしていくという事は出来ないみたいです。
ということは、接続先のPC(厳密にはOS)が認識しているディスプレイに表示されている内容しか、ヘッドセットに投影できないようです。
逆説的に考えれば、実際には存在しないディスプレイであっても、OSに
「ディスプレイ接続されてるよ」
と認識させてしまえれば、現存しないディスプレイの内容をヘッドセットに投影できる可能性があると。
じゃあそういう「OSにディスプレイが接続されていると認識させるためのいい具合のデバイス」がないかと思って探してみたら、あっさり見つかりました。
こちらのリンクにあるような、HDMI端子に突っ込むタイプのコネクタ。
このコネクタをPCに接続してやれば、実際にはコネクタの先には何もつながってなくてもOSが
「あぁこのHDMI端子にはディスプレイが繋がってるのね」
と認識してくれます。
で、Virtual Desktop+PICO4でデスクトップを切り替えてやれば、無事に
「実在しないディスプレイをヘッドセットに投影」
という野望は実現できました。
このやり方、非常に便利で
・物理的な制約なしにディスプレイを拡張できる
・ヘッドセット内だけで見られるディスプレイを(HDMIの空きポートの数だけ)いくらでも増やせる
という、狭い部屋でリモートワークをする上でとても有用です。
ただ、実際には無いディスプレイなので、そこにウィンドウを持っていったりすると、ヘッドセットがないと内容を確認できない、といった不便なポイントもあります…
この辺は使い込んでみてから、上手い落とし所を探していく感じかなーと思います。
実際ノートPCにHDMIコネクタ差し込んでみて、ヘッドセット内で色々使っていますが、結構便利です。
ただ、ディスプレイをヘッドセット内で並べて表示できればもっと便利なのになー…というのがちょっと残念。
今後、Virtual Desktopでこの辺の機能も実装されれば、もっと使い勝手良くなると思います。
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