久しぶりのOlympus OM10
先日、久しぶりに祖父伝来のOlympus OM10を持ち出してみました。
このカメラは43年くらい前に発売されたカメラで、絞り優先AEのカメラです。
オプションでアダプタをつければ、シャッタースピードをマニュアルで設定できるようになるというものです。
同じく絞り優先AEのカメラであるPentax ESやNikon FE2と比較すると、結構軽くてコンパクトな品になっています。
今回は、TAMRONのズームレンズを着けて、フィルムはILFORD FP4+を入れて見ました。
使ったレンズが28-200mmと、広角から望遠までカバーする子でしたので、いろいろな撮り方が出来て楽しめます。
ただ、このOM10、出番が少ない最大の理由がフォーカシング。
ファインダー内で、像が上下に分かれていて
「左右のズレがなくなったらピントが合った状態」
というスプリット式になってます。
このスプリット式が個人的に苦手で、どうしても敬遠しがちになってしまっています。
ただ、この仕組も単に僕自身が苦手なだけで、被写体によってはかなり正確なフォーカシングが出来るので、素晴らしい機構であると思います。
一輪だけを抜き取って花の写真を撮る、という場合などは割りと使いやすいですが、群生して咲くような花を撮るときには、ちょっとばかり難しいと感じてしまいます。
OM10も、FE2みたいにフォーカシンググラスを入れ替えられれば、もっと出番が増えると思うんですが…