サイアノタイプ 紙と帆布と綿麻布に
先日から色々試しているサイアノタイプ。
今日は
・上質紙
・帆布(11号)
・綿麻混の厚手の布
という3種類の素材にプリントしてみました。
上質紙
こちらは海の上に残された廃墟を移した一枚。
空は曇り空だったのでほぼ白一色ですが、海面の波の写りがかなり良い具合になりました。
こちらは上質紙(B5、180kg)を露光台で25分露光し、ハイター仕上げを施しています。
帆布
こちらの2枚、11号帆布にプリントしてみました。
どちらも織り目部分がドットのようになっていて、なんとなく写実主義の絵画のように見えなくもないです。
こちらは露光台で50分露光、結構入念に水洗して、30秒くらいハイターに漬けて仕上げています。
綿麻混布
こちらは帆布と比較しても織り目が細かくて、結構解像度も高くなります。
また、発色も良く結構明るく鮮やかな青が出てきます。
そしてありがたいことに、この綿麻の布は帆布よりも薬液が塗りやすく、塗る両自体も少なくて済みます。
生地自体は帆布よりも柔らかく、接着芯などを使えば割としっかりした構造のバッグなども作れそうです。
あとは、この布をキャンバスの枠にタッカーなどで打ち付けて飾る、なんてことも出来るかも。
この布や帆布のA6とかB6とかの「ポケットとして使えるサイズ」の布にキレイに、しかも高解像度にプリントするコツを探ってみようと思います。