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Konica C35の試写結果

先日、断線による故障を修理したKonica C35、テストしてみました。
同時進行で、Yashicaハーフ17のテストもしており、72枚撮り終わるまでは、と考えていたんですが、よくよく考えてみたら

「別に最後まで撮りきらなくても、途中まで撮ったのを巻き戻して、取ったポイントまでレンズ塞いでシャッター+フィルム送りで合わせてやれば、テスト自体は出来るはず」

と気づいて、ヤシカに入っていたフィルムでC35も試写してみました。

結果は良好、明るい場所や室内などのやや暗い場所でも写せています。
全体的に0.5~1段ほどアンダーに写るようでしたが、そこはフィルムのISO感度設定で十分カバー出来る範囲です。

写り自体は特に問題なしで、明るい場所で撮影したものはちょっと驚くくらいシャープでした。
シンプルなレンズ構成なおかげか、Olympus 35EDやRollei35などと比較しても、かなり良い写りだと思います。

少し暗い場所で撮影した写真も、細かいところまでしっかり描写されていてISO400のフィルム使えば「日中の屋内、本が読める程度の明るさ」なら、特に問題なく使えるのでは、と思えます。

ちょっと薄暗い室内から明るい屋外を撮影した場合、やはり明るい方に露出が合うようで、室内は完全に露出アンダーでした。

Konica C35は自動露出で、明るさに応じてシャッタースピードと絞りが設定されます。
夏場の日中、快晴の屋外だと、もうほぼ無条件で
「ガッツリ絞ってシャッタースピードも速め」
な設定になるようなので、上の写真のようにメイン被写体と背景との距離が離れている場合でも、背景ボケなんかは作れなさそうです。

C35は一眼レフのような撮り方よりも、スナップ撮影などに強いカメラなのかなと思います。

修理もうまくいって、レンズの状態も良好。
モルトを更新した事もあって光漏れもなし。
難点を上げるとしたら、ファインダーが少し曇ってて暗い場所ではピント合わせが難しいくらいですが、「気軽なスナップ撮影」には十分実用出来る個体になったと思います。

コンパクトカメラ、なかなか面白いですね。

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