ライカは買えないけれど
先日の記事で、ライカは買えないという記事を書きましたが、その舌の根が乾かないうちに、カメラを一台手に入れました。
国産のライカコピー、レオタックスFです。
構造というよりも、
「これはどんなカメラで、どうやって撮るんだろう」
という点に興味が湧き、格安で出品されてるのをオトしました。
レンジファインダー自体、使うのは初めてではないので原理自体はなんとか理解出来ました。
二つ並んだ丸窓は、三角測量の原理で距離を計測するための、距離用ファインダーのためのもの。
四角い窓は、約50mmの焦点距離のレンズ使用時の構図確認のためのもの。
フィルム巻き上げでシャッターチャージをしてから、シャッタースピードを調整して撮る、という手順での撮影方法は、本家のバルナックライカでも同じであるようです。
ライカオーナーの方のYoutube動画を見てると、良く目にするのが
「ライカにしかないシャッター感」
というキーワードです。
実際レオタックスでシャッターを切ってみたんですが、一眼レフと異なり、ミラーが動かずシャッター幕だけが高速で動くため
・一眼レフよりは軽い音で、振動も小さい
・レンズシャッターよりは音も振動も大きめ
という独特な立ち位置になっているように感じます。
シャッターショックが小さいおかげで、ブレなども抑えやすくなるようです。
シャッターを切るまでの「お作法」だったり、フィルムをカメラに装填する際の手順など、一眼レフのNikon FE2やらなどとは大幅に違うところがあります。
試写したフィルムが未現像なので、どういう写りになってるかはまだ分かりません。
レンズもライカなどではなく、2000円程度で買ったソ連製Industar53mmを使っていますので、多分本家バルナックライカとは違う写りになってるとは思います。
実のところ、
「このレトロなカメラをレザー製のケースに入れたらお洒落かもしれない」
という動機もあって購入したLeotaxですが、思いの外扱いやすそうでしたので、試写結果によっては今後継続して使うことになるかもしれません。