127.献血をライフワークの1つにしませんか、というご提案。
◆献血したことありますか?
献血が趣味です、と言えるほど、回数があるわけではありませんが次回が10回目にあたると先日気付いて今回に至っています。
周りの20代にさらっと聞いてみましたが、やはり献血人口はそこまで多くないようです。
◆献血がライフワークになった原因は両親の職業。
「献血行かなきゃ」が両親の口癖だったのではないかと思います。
どういう想いがあったかまでは話した事はありませんが、よく私の父は
「①タダで健康診断できる②無料で飲み物、食べ物もらえる、行ったほうが得するやんか。」と言っていた記憶です。
①タダで健康診断できる
これは誤解のないようにお伝えする必要がありますが、献血時には必ず【血液検査】が行われます。安全な血液を利用するためにも必要なので検査があるのですが、なんとこの血液検査の結果は後日(今ではアプリで最速翌日には)お知らせしてくれます。
医療機関でこれらを調べるとしたら5,000円ほどかかるそうです。
両親は自営業で”健康診断”をする機会がなかったので、検査代わりにも献血をしていました。
ちなみにこの血液検査もアプリで過去の検査結果を見ることが出来ます。
私の初回献血は2013年、当時20歳とラブラッド(日本赤十字社が提供している献血Web会員サービス)には記録があるのですが、実は1回目、2回目と
「血中のヘモグロビン値が基準値に足りない」という理由で【不採用】となっていました。
その時は採血はせずに「来てくれてありがとうね〜」と、ありったけのドリンクと卓上カレンダーとメモ帳と…と大量のノベルティを持って帰った記憶があります。
確かに10代後半は銭湯上がりに貧血を起こした事もあったので、血液検査の結果を見た両親からも「あなたは元々鉄分が足りないのね。」と、鉄分強化メニューを作ってくれることもありました。
以前は献血に行くたびに「今回は大丈夫かな?」と自分の血中濃度を気にしていましたが、社会人になってからは健康を意識してサプリで補う生活をしてきたので、基準値を常に超え続けて、超がつくほど元気です。
②タダで飲み物や食べ物もらえる
これも誤解がないようにお伝えせねばですが、献血センターでは献血後の大量不良を防止するために献血前後の飲料は十分にとるよう指導があります。
地元で献血をしていた時は献血カーだったので、その場で飲み物をもらって、ただ待ちぼうけするだけでしたが、都内の献血センターは雑誌やマンガが読み放題、Wi-Fiも完備、待ち時間にはお菓子を食べてもOK、さらには献血後に「ありがとうございました〜!」とアイスまで食べて良いよ!と、とてつもないVIP扱いを受けられます。
上京して初めて行った時はあまりの贅沢具合にドバイの貴族にでもなった気分でした。
またこれは父と私の個人的な見解ですが、父曰く献血後は身体の調子が良いそうです。
最大400mlの血液を体内から採るので身体が「新しい血液作らなきゃ!」と生存本能が働くからかも?と個人的には思っています。
さらに献血センターでは時期によりけりですが、ドラマやキャラクターとのコラボや来場特典を用意されています。
2023年1月18日時点では、ウルトラマンとコラボしていました。
献血を通じて誰かのヒーローになれますね!
今回わたしは献血ポイントが溜っていたのでなんとコーヒー豆からできたマグカップをいただきました!
コーヒーを挽いた後に残るカスで作られているそうで、ここでもエシカル消費を感じました。
③手軽にボランティアが出来る。自分もお世話になるかも?
私の場合は両親の影響もあり、献血する習慣が出来ていますが、「いつかお世話になるかもしれないしな。」と思って献血に行ってます。
自分自身か家族か友達か、誰かがいつどうなるか?は予想できませんが、準備は出来ます。
もしかして自分の血液が誰かの役に立ててるなら、それだけで帰り道は気持ち良い気分で足取り軽やかにもなります。
◆献血、やってみませんか?
ただこれだけメリットや準備がなされていても、『献血にご協力ください!』という声が街頭からなくならないのも現状です。
百聞は一見にしかず。実は興味あったんだ〜、という方は最寄りの献血センターに行ってみてください。
早ければ受付から1時間で献血自体は終わります。
1つの献血センターだけでもたくさんの人が関わって仕事をしている姿を見ると、【人は1人では生きていけない】という言葉の意味がちょっと分かるような気がします。
生きている限り、「持ちつ持たれつ」な関係で過ごすなら時にはGIVE精神を発揮してみると新たな世界や考えが持てるかも!