.* 熱中症の症状と対処の仕方 *.
おはようございます!
チャイルドマインダーのみぎたです(*'ω'*) 保育園で補助をしたり、個人で訪問保育を行ったりしています。
肌が溶けそうなほど毎日暑いですね。
こうも暑い日ばかりだと外に出られないので室内で遊ぶことも多くなりますが、こども達は部屋の中でも汗をかき、顔を真っ赤にしながら遊んでいます。のどが乾いたらすぐにお茶が飲めるようにやかんやジャグが置いてありますが、遊びに夢中になっていると自分のことなんか後回しになって、ついつい水分補給を忘れがちに。
ここで怖いのが、熱中症です。
今日は、こどもの熱中症(軽度~重度)の症状と対処の仕方をお伝えしたいと思います。
暑熱障害(熱中症)
激しい運動などによる脱水
こどもは、温かく湿度の高い環境にさらされると体内温度が上昇するため、大人に比べ脱水症になりやすいと言えます。運動などによる脱水の疑いがある場合は、水分を補給し発汗させることで、症状がひどくなるのを防ぐことができます。スポーツドリンクのような炭水化物と電解質が含まれている飲み物が脱水症の予防に効果がありますが、ない場合には水を飲ませます。
軽度の熱中症
体内の体温を下げる仕組みが追い付かなくなると、軽度の熱中症の症状が出てきます。
以下のような兆候があります。
・激しい発汗
・吐き気や嘔吐
・頭痛
・めまい
・虚脱感(体力低下)
深刻そうに見えない場合でも、熱中症の疑いがあったらすぐに手当てをする必要があります。何もしないでいると症状が進行し、命にかかわる状態になることがあります。
〈対処方法〉
■ 涼しい場所に移動させ休ませる。
■ 靴や靴下を脱がせたり衣服をゆるめる。
■ こどもを横に寝かせ、足を少し高くする。
■ 冷水で濡らした布を頭や首、胴体にあてうちわなどであおぐ。
■ こどもに意識があり飲み込む力に問題がなければ、水やスポーツドリンクを飲むようにすすめる。
ほとんどの場合これで状態は徐々に良くなっていきますが、良くならなかったり悪化するようであれば救急隊を呼んでください。
重度の熱中症(熱射病)
熱射病は、体内の体温を下げる機能が追い付かずその機能が停止し、体温が劇的に上昇して生じます。発汗があったとしても皮膚は赤く完全に乾いていて、こうなると事態は深刻で、こどもは意識が朦朧とし意思疎通が困難となり、意識を失ったり、脳に永久的な損傷を与える場合もあります。このような場合は即座に救急隊を呼び、到着まで可能な限りこどもの体を冷やし続けます。
〈対処方法〉
■ こどもを首まで冷水に浸す。
■ 冷水に浸すことができない場合は、冷水を噴霧するか注ぎかけてうちわなどであおぐ。
■ 保冷剤などを首や鼠径部、脇の下にあてる。
■ 冷たく湿ったシーツなどを体にかけてあおぎ続ける。
■ 救急隊に引き継ぐまで冷やし続ける。
予防や対処としては、とにかく早い段階で気づき効果的に冷やすことが大切です。
熱中症の予防
こどもが暑さの中にいる場合、次のことに気をつけましょう。
● 十分に水分補給ができているか。
● 重ね着はさせず、明るい色で軽い素材の衣服を着ているかどうか。
● できるだけ日陰で休ませる。
● 気温や湿度の高い時の運動などは控える。
まだしばらくは暑い日が続きますので、こまめに水分を取り、涼しい場所での活動を心がけたいですね。
ここであげた対処方法などは大人にももちろん有効なので参考にしてください。
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