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ミュージシャンを目指す19歳との書簡 - 1 夢と失敗について

先日、ジャズ・ミュージシャンになりたいという19歳の若者がメールをくださいました。彼にお返事を書くうち、この言葉が必要な方が他にもいらっしゃる気がして、ブログに載せることを決めました。

以下は私から彼へのお返事からの抜粋です。
全ての方の夢が、一番良いタイミングで叶いますように。

ご質問いただいた
ジャズピアニストとして、作編曲家として両立するというのはどちらか偏ってしまうものですか

についてですが
お答えしたい気持ちはやまやまなのですが、すっごくお返事するのが難しいことです。

というのは
自分にとって良いバランスというのは、ひとりひとりが
悩みながら見つけていくものだからです。


私にとって良いバランスと
◎◎さんにとっての良いバランスは違います。

私のバートナーも作曲家ですが、彼の良いバランスと私の良いバランスも違います。

19歳でいらっしゃるということですので
ちょっと分かりづらい答えになるかもしれないですが
悩みつつ、やってみて、失敗してそこから学ぶ
というのは決してマイナスなことではなく


人生では
失敗からの学びはだいたいプラスにはたらいていくものです。

なので誰か年上の人が
私は作曲400時間でピアノは20時間だ!お前もそうしろ!
と言ったとしても、そんな上辺だけのアドバイスには耳を貸さず
ご自身で失敗しながらご自身のバランスを見つけていってください。

一つだけ今の段階でアドバイスさせていただきたいことがあります。
それは日米のジャズ教育のレベルの差です。
私は日本のジャズ教育は40-50年遅れていると思っており
特にジャズ作曲の教育についてはひどい遅れがあると思っております。
なので若い皆さまには、人生の速い段階でNYへお越しになることをお勧めしています。

こちらにも少し書きましたので
よろしければ参考にしてみてくださいね。
https://note.com/miggymigiwa/n/n0e5b439dba15

ひとつお願いがあります。
今回お返事申し上げた内容
たくさんの皆さまにお伝えしたいな、と書きながら思ってしまったのですが
お名前は匿名にしてブログにアップしてもよろしいでしょうか?
他の方をお助けするためにご検討いただけたらとっても嬉しいです。
どうぞよろしくお願いいたします!

では、元気でがんばってくださいね!
いつかNYにゼヒいらしてください!

ブログを読んでくださる皆さまへ:
最後に私のジャズバンドのプロも動画を貼っておきます

私が演奏しているこの会場は Birdland Jazz Club 〜 12歳のころ、このジャズクラブで録音された音源を聴いて、泣いたことがあるのですよ。こんなカッコいいことがやってみたいけれど、私は日本の田舎の女の子だからきっと無理だ…と思ったのです。それがまさか40代になってから出演が叶うとは。夢はコツコツやれば必ず叶う!と信じていて本当によかったです。


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