NYのコスメショップとLGBTQ
私はNYが大好き。
結構頻繁に
「でも大変でしょう?日本には帰らないんですか?」
と聴かれるけれど
大変=帰るほうがいい、という発想が私には分からない笑
大変だって、住みたいところに住むほうが、いいじゃん!笑
そんな考え方だから
今日も大変に忙しい一日(笑)
まず朝から、信頼申し上げているヘアスタイリストの「あぎお・えみ」さんのところへ。撮影で使用するユキコさんデザインのイヤリングを付けてみて、髪の長さを調整中。えみさん、いつもありがとう!!ユキコさんもありがとう!
ぴかぴかにしていただいた後、コスメショップセフォラへ。
セフォラで買い物している間に、私やっぱり、NYに来てよかった。ここに住めていて嬉しい。良かった。と繰り返し思ってしまった。
なぜなら、接客してくれるスタッフさんたちが、本当にみんなダイバースだった(多様だった)から。
人種が多様なだけじゃなく、体型も様々で。
お洋服の背の高い方・低い方。
とってもふくよかな方・物凄く華奢な方。
生まれたときの性別とは違う性別を選んだんだな、という方も。
男性としてお化粧をしている方もいたし
女性に転換したんだろうな、という方もいたし
性別の枠を越えた雰囲気の方もいて
かと思うと、明らかに韓国アイドルをイメージした風の
つるっと綺麗なお顔の細身の男性がいたり
がっちり力強い男性もいたり
みなさん全員が素敵だった。
カスタマーは千差万別なんだから
接客する人だって千差万別な方がいいはずなのに
その年の流行を1つだけに絞って
そこへ全人類を押し流そうとするのは
「ファッション・コスメ業界がその方が儲かる」
という、それだけの理由からだ。
私達はもうそんな生き方はしなくていい。
望んでもいない競争に参加しなくていい。
もっと痩せなきゃとか、もっと色白でなきゃとか
もっと目が大きくなきゃとか、二重でなきゃとか
そういう発想は、この世から全部爆発して消えてくれればいいと思ってる。
参考)LGBTQとは
私にとって19丁目のセフォラでのこの30分は
天国に思えて
日本で、特定の価値観を押し付けられている全ての方に
この快適さ・心地よさを伝えたいし
それが私のミッションだ!と改めて思った。
夢を持って頑張るとか
家族のために仕事を頑張るとか
そういう頑張りはいいけど
誰かが勝手に作った価値観のために自分を曲げる必要も
変える必要もない。
そんなことのために、頑張らないでほしい。
レジに行ったら担当者がすごく素敵で。
性別の自己認識は多分男性で、とても中性的で、キラキラのクリスマスメイクだった。
わたし、あなたのメイク凄く好きだな〜。とっても素敵!
と言ってしまったら
きゃあ、ありがとう!嬉しい!と凄く喜んでくれた。
嬉しいと思ってもらえて
私も嬉しかった。
私は同い年の幼馴染Mを33歳の時に亡くしている。
MはLGBTQだった。自殺だった。
LGBTQだったことと自殺の間にどうやら関連があるらしいということは、後から知って、私はアーティストとして自分に出来ることを一生、やり続けると誓った。
そのMを思い出した日だった。
外に出たら昨日はキーンと寒いけれど快晴で
厳しく大変なNew Yorkを選んだ私への祝福のようだった!
空気が肌に痛くて、でも本当に美しい青空で、嬉しい!
私を私のままで受け入れてくれる街New York、ありがとう!
ちょうど昨日作ったばかりのこの歌詞、貼っておこう。
来年1月に日本で演奏できたらいいな。
風を切って5ブロック急いで歩いてPath Trainに乗ってニュージャージーへ。本日は撮影の日なり!この撮影のお話はまた次の投稿で。
一連のビデオ撮影の件はこちらに。よろしければ。