疲労検知能力が低い話。 まずはそこに至るまでの背景から。私には人生の問題が大きく分けて3つあった。人の内面などどうでもいいかもしれないけどちょっと付き合ってほしい。 ・寂しい ・死にたい ・親がしんどい はい普通。人々の苦悩でトレーディングカードゲームを作るなら、これはさながら構築済みデッキのセット売りかというくらいありふれた組み合わせだ。「寂しい」というのは、人と繋がりたいくせにうまく繋がれず、クソデカ感情を持て余し、しばしば文字通り身動きの取れない状態に陥るというや
このアルバムタイトルの引用がこれ以上に似合うテーマはそうそうない。たぶん。 先日、達研究(達マップ・達パワポ)をやっていた流れで、「コーピンググッズ」等と呼ばれる一群の物の存在を知った。 コーピング、までは聞いたことがあった。ストレスコーピングのコーピングだ。ストレスで疲れてしまったら、積極的に癒しのための行動を取って回復しましょうみたいなアレだ(と理解している)。 疲れた時にいろんなリフレッシュ方法を試せるよう、予め自分によさそうな方法を大量にリストアップしておくと
仕事がしんどすぎて潰れてから、休養ついでに今後の作戦を立てている。 なぜ仕事があそこまでしんどかったのかと考えてみるに、普通に厳しくなっていっている状況とかもあれど、やっぱり私はどこまでいっても普通ではなくて、一般的な人の数倍、ずっと(年単位で)無理していたんだろうと思う。だって他の人、仕事に愚痴や文句を言うことはあっても、ここまでぶっ壊れてないもの…。要は私はこの仕事には適性が低いということなのだけど、普通ならそこで並行して転職とかやりきれるものだが、そこに至りもせず潰れ
潰レポ。 発達障害者が仕事にやられてダメになるまでのレポート、である。つくれぽみたいに言うのをやめろ。 今回は珍しくタイトルに引用している歌詞の解説をしておこうと思う。今回も相変わらず筋少だ。 「代わりの男」というめちゃくちゃゆったりした、割と短い曲がある。 ゆったりした曲は基本私の好みではないのだが、オーケンの歌詞が載っているとなると話は別だ。 夜が明けたら 僕の代わりが 待ち合わせの この駅に やってくるはず ねえ君 うまくやりなさい 悲劇的な詩を歌って おどけてい
クールスカルプティングをやった話。やっとこさ本編。 予約時間にクリニックに着くと、今回もやっぱりものすごくプライバシーに配慮した形で、施術内容の確認がなされ、そして料金を支払った。 前にも書いたように、知らない人と顔を合わせる待合室で名前を口頭で呼ばれることのないよう番号を振ってくれるし、 内容確認の際は、いろんなメニューや身体のパーツが予め印刷された表を使い、「こちら(手で指し示す)の内容」「○○番の部位」というような具合で、他人に内容がわからないように最大限配慮して行っ
私は脚が太い。 いや脚以外もなかなかのものだが、とりわけ脚が太い。というか形が悪い。 太いにしてももうちょっと均整のとれた太い脚だったらいいのにと思う。アンバランスなのだ。 正直他人から見たらどうでもいい程度の歪みかもなとは思う。とはいえこっちは24時間365日その脚と苦楽を共にしなければならない。 それならやっぱり自分の身体が自分にとって心地よい形をしているというのは結構大切なことなのではないかと思う。 私は人形のような見た目への憧れが強い。 理想的には「まるで生命が宿
こないだ、割とがっつり美容外科のお世話になった。 学生の頃からほんのりお世話にはなっていた。 たぶん数ある施術の中でも一番敷居が低いワキの脱毛にだけたまに通うような、ライトユーザー中のライトユーザーだった。 ワキだけとかそういう特定の部位に限れば、たいていどの美容外科でもお試し価格的な位置づけで格安で契約できるようになっている。たぶん。 だから、そんなにバイトをガチでやっていなかった私でも、全然普通に支払えた。 確か無制限コースで1万円もしなかったはずだ。というか5000円
ある日、本棚から古いゲームの体験版のCDが出てきた。 それは古いゲームでもあり、古いCDでもあった。 その体験版は体験版だから、ひとつのステージしか遊べなかった。でもそれはそれでなかなか面白かった。しばらくの間、ずっとそれで遊んでいた。小学生にはそれで十分だったし、何よりも、そのCDを見つけた時点でそのゲームの製品版はとっくの昔に廃盤になっていた。 クリアするたびに、本来はそこで製品版が買えたであろう404 not foundのページが飛び出てくるのを何も考えずに消し、閉じた
自己肯定するのがしんどい。 しかし自己肯定感が低いのもしんどい。そうかといって、そこで「自己肯定感」等のクエリでググったところで「自己肯定感を上げる方法5選」とかしか出てこない。あるいはキラキラカウンセラーのポジティブブログみたいなのが現れて、あまりのシャイニーさに目を潰されるのが関の山だ。ウワッと叫びながら画面を閉じるしかない。 自己を肯定するのは私にとってとてもつらい。自己肯定アレルギーと言ってもいい。自己を肯定しようとすると鳥肌が立ち蕁麻疹が出て動悸がしてくる。蕁麻
私はわりと何されても怒らないほうだと自分で思う。基本的に、情状を酌量したり、自分も悪かったよなあと思ったり、ただ悲しくなったり、単に理解できない不思議だなあと思ったり、する。とにかく、怒りという形を取ることは滅多にない。 人についても同じような感じで、好きな人、興味のない人、苦手な人というのはそれぞれそれなりの数いるものだが、嫌いな人というのは滅多にいない。 ただし唯一の例外がある。それは、道ですれ違った程度の接点しかない、見ず知らずの人に遊びの目的で声をかけられるアレ、つ
前に別の記事にも書いたが、私は小さい頃からとにかく毎日疲れていて治ったことがないという人生を送ってきた。とはいえ一応動けるし、微熱もないのでたぶん慢性疲労症候群とも違う。 もう少し詳しく言うと、朝起きたときが一番しんどくて、外に出ると急にマシになる。うーんよく寝たすっきりぱっちり、みたいなのは私には夢のまた夢だ。地面に縫いとめられるがごとく体が重く、だるい。だから朝は起きられない。 いろんな薬を飲むことでマシにはなったけれど、依然苦痛ラインを優に上回る疲労感が全身にまとわりつ
今日は友達がミュージカルに出るというので観に行った。 その友達は同じ大学の発達障害仲間なのだけど、別にプロの役者とかではない。チケットは一応有料だったけど。多様性と受容をテーマとした劇を短期間で仕上げることを通して、様々な背景を持つ演者達自身も互いを受容しあおう、というようなある種の活動団体に参加したらしい。 彼のそういう向上心溢れる感じ(と簡単に言うべきではないことはわかっているが)が私はちょっとだけしんどかったりするのだが、まあそれはおいといて。 そこそこでかい会場だ
(※再録記事)ランダムに言われる複数の数字を一時的に記憶して、言われたのと同じ順番で、あるいは逆の順番に直して言ってみせる、ということがあなたはどのぐらい得意だろうか。私は死ぬほど苦手だ。 これらはWAIS-Ⅲで実際行われるテストで、それぞれ順唱、逆唱と名前が付いている。これらのテストの結果は、作動記憶(ワーキングメモリ)のIQを測る手がかりの一つとして使われるようだ。 その作動記憶のIQが、私は自分の中でそれはもう著しく低い。天と地というか成層圏とマリアナ海溝かというくら
(※再録記事)今回はエミュレート(外モード)とネイティブモード(家モード)についてまとめようと思う。あと私が勝手に圧システムと呼んでいるものについても触れるつもり。 エミュレートというのはTwitter(の私のいる界隈)ではある程度通用する用語だと思ってるし、実際発達障害パーソンあるある(ない人もいる)だと思うのだけど、案外詳しく書いた記事とかが見つからない。ので、書く。 ちなみに、私はあえて「発達障害」と書いている。これは自分がADHDグレーゾーン、かつ特定不能の発達障害
(※再録記事)今度は高3後期編です。フィナーレ。 今度こそちゃんとした目標のようなものができて、一時的に多少元気になった。そうは言っても予備校に通う元気は出ず、我も我もと予備校に通い始めるクラスメイトたちを尻目に、私は山のように来る予備校からの招待状(進学校の生徒は進学校の生徒であるというだけで大手予備校から引く手数多であり、入学金を免除するだとか、授業料を割り引くだとかの特典のついたダイレクトメールが死ぬほど送られてくる)を全部ケシポンをかけて古紙回収に出していた。 私
(※再録記事)高2の夏である。 夏休みの宿題の一つとして、オープンキャンパスに行ってレポートを書けというものが出た。さてどこに行くか。 将来の夢というのも決まっておらず、志望校というほどの志望校もなく、それどころか志望する学部もなかったため(各学部が何をやるのかよくわかっていなかったので)、しばらく考え込んだ。 将来どういう仕事に就きたいんだ私は。いくら自問自答しても高等遊民になりたいという気持ちしか出てこない。 まあでもそれなりに現実と折り合いをつけて当時出した答えは「教師