デイヴィッド・ホックニー展に行ってきた
東京都現代美術館の『デイヴィッド・ホックニー展』に行ってきました。
平日夕方4時ごろ目がけて行きましたが、やはり人気。並んでました〜。
前売りのデジタルチケットにしましたが、それでもなかなかの人の多さ。
私とデイヴィッド・ホックニーさんの出会いは芸術系の短大に通っていたころ。
大学の図書館にある画集でした。図書館に行ってはいろんな画集を漁ってたころです。観るポイントを調べたりアーティストの歴史など読まず直感で画集を眺めていたころです。
フラットな塗りのプールに水しぶきがリアル。人物の表情もフラット(喜怒哀楽がなさそうだけど無表情でもないかんじ)で色彩は優しく鮮やか。
作品を生で観ることもないだろうなとぼんやり思ってました。
個人談はここまでで感想はここからです👇
iPadで描いた作品が美術館に展示される時代になったんだ!
80代のお爺ちゃんなのにデジタルデバイスを使って絵を描くんだ!(結構失礼な言い方)
ホックニーさんのiPadを使う柔軟さ、
デジタル作画を物質化(プリントして額装)して美術館で展示というデジタルとリアルの行き来が私の中で驚きでした。
ホックニーさんの風景の作品は自分が見た景色を一部分だけ切り取らず、まるっと描きたいんだなと見れば見るほど思いました。
それを叶えたのがiPad。
キャンバスや紙だとサイズの限界がある。
iPadはどこまででも描く支持体を増やせる!
(終わりはあるだろうけど人間が把握できない量まで描くための画面をどんどん増やせる!)
iPad使い始めた動機とか、作画動画を展覧会で流すとか、展示方法とかどうして思いついたのかインタビューしてみたい!柔軟さが知りたい!
(展示に書いてたかしら?画集とかに書いてるのかしら?行列すぎて展覧会の画集は買いませんでした💦)
想像は広がるばかり。
作品サイズが大きくホックニーさんが見ていた景色の中に自分もいる感覚でした!あと色が良い!暗い気持ちにならない!展示の壁の色もかわいかった!
展覧会サイト内のホックニーさんの動画もおすすめ。鑑賞後に見ると自分の感想とのすり合わせになるし、ホックニーさんの日本のみんなへのメッセージに心がジーンとしました。