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『姿勢をゆるめる』 (河出書房新社) 5/17発売

子どもたちが公園などで元気に走り回って遊んでいるのを見ると、脚が高速回転で動いているのに、上半身の姿勢は安定しています。当たり前の光景ですが、激しく動く下半身に応じて上半身は一定の姿勢を保つという動的バランスがそこにあります。
立っているときも座っているときも、じっとしているようで、姿勢を保つための動きは止まることはありません。

一般に「姿勢」というと静止的イメージですが、身体の各部が連携する動きの中から静止姿勢を生み出しているのです。
良い姿勢にしようとして懸命になりすぎると、かえってしゃっちこばってしまい、すぐ疲れます。姿勢を支える動きの柔らかさ、滑らかさの方が大切です。

本書のテーマ「姿勢」という企画をいただいたときに、姿勢の中の”動き”は意外に見落とされてきたのではないかと思い当たりました。

「良い姿勢」というよりは、人それぞれにとって”気持ちいい姿勢” ”疲れない姿勢”の生み方を提案します。


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