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【詩のようなもの】vanishing point

ずっと先
ずっと向こう
あの消失点の先

足元の2本の直線は
出会って重なり合うと思っていた

どうでもいいよそんなの ある人は言う
今のまま
離れたまま
変わらないまま
辿り着けはしない蜃気楼が懐かしくて
虚しさから逃げる妄想だと

見失う点の向こうから
ドッペルゲンガーがこちらを見ているんだ
誰かが言う
それはね
絶望と希望の果て
ときには呼応する
深淵とも呼ぶんだよ