2022年 私の全日本
ご無沙汰しております。
第39回全日本武術太極拳選手権大会が終わりました。
取り急ぎ結果の方を報告させていただきます。
自選難度競技 男子長拳の部 優勝
インスタグラムの方でも報告させていただきましたが、社会人になって一発目、二大会が無くなった状態で迎えた久しぶりの全日本で結果を残せたことには非常に満足しています。
ただ、演武の内容だけでみると、決して良い出来ではなく、いつもはしないミスもあったりと、私自身の弱さがあらわれる部分も多々あったと思います。
怪我、疲労、身体の調子…思い返すことはいくつかありますが、大会というものは昨年のオフシーズンからオンシーズン、大会当日にかけてのプロセスにどこまで選手として最善を尽くせるのか、という点に尽きると思っていますので、結果が出たことは間違っていなかったのかなと。
私が今回自身の取り組みで成功したと思っているのは、アップの方法です。
私はアップの方法をオンシーズンで完全に固定させ、一度もブレることなくやり通しました。
アップの内容を書き出させていただきますので、選手のどなたかの参考になれば幸いです。
このメニューをオンシーズンから当日まで一貫してやり続けることで、全套に向かうまでの明確な道が出来た気がします。
このメニューと直前にtofubeats氏の「SOMEBODY TORE MY P」を聴くことで、完全に整ったと思います。
心を整える
今回メンタル面に関しても、良い方向に持って行けたかなと考えています。
本番直前の私は、"絶対に決める"という決意を持って、なおかつ程よい緊張の中、静かに燃えるような精神で入っていけました。
跳ぶ直前は、「最後は武術への愛で決まる」という気持ちで、ちょっと意味わからないかもしれませんが、個人的には非常に良いメンタリティでした。
前日にサウナに行ったことが良い方向に働いてくれたのかもしれません。
一つ前の投稿でも書かせていただきましたが、サウナで整うと思考がクリアになり、雑念が飛んで非常にリラックスできますので、全日本直前の緊迫した状況の中で行ったことは大いにプラスになりました。
少し哲学チックな考え方になり、サウナから出る前は宇宙のこととか考えていました(笑)本番前ですが(笑)
もう一つ、弟の存在がありました。
彼は今回跳躍難度でうまくいかなかったのですが、自身が失敗してしまったのにも関わらず、本番直前私のところにきて力強く背中を叩きながら精一杯励ましてくれました。
「大丈夫だ。絶対決めろ」と。
私はこれで完全にスイッチが入り、良い形でコートに入っていけました。
まとめとしてですが、やはり大会は良いですね。
本番の、全身がヒリヒリするような感覚。身が凍るような緊迫感。選手達のぶつかり合う感情。強い照明で照らされた青いコート。その上で全身で味わう、極上の1分30秒。
私が一番、「今、生きている」と感じるのは、やはり試合の最中であるとあらためて実感できました。
最後になりますが、この試合に出場したすべての選手、大会の関係者の方々、観に来てくれていた人達、そして私を支えてくれている方々、本当にありがとうございました。
また来年、最高の舞台でチャレンジさせていただきます。
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