SOLDAT2で殺しあえ
SOLDAT2のアーリーアクセスが開始されたので全員買って殺しあえ。
もうこれだけでいいんじゃないかと思うが、そもそもSOLDATってなんだよというひともいるのは分かっているので解説しよう。
SOLDATは2000年代初頭にポーランドの○チンコという男が作った殺しあいフリーゲームだ。
プレイヤーはAKやミニガン、M79グレネードランチャーなどといった様々な銃火器の中から1本選び、ジェットブーツで空を飛んだりしつつオンラインで他のプレイヤーを殺すという非常にわかりやすいゲーム性と、当時から既に流行していたFPSとも共通するWASD移動にマウスで狙って撃つという馴染みのある操作体系でかなりの人気だったのだ。
しかも、キャプチャーザフラッグ――敵陣にある旗を奪って自陣に持ち帰るとスコアになる神のルールだ――がメインのルールのため、殺しあいが苦手な人類でも戦術で勝つとかそういうのができたのも個人的に非常に評価が高い。
ちなみに初代のほうも今年になって突然Steamで配信されはじめたのでまずそっちをやるのもいい。もちろんSteam版も無料だ。
で、そのSOLDATに2が出た。2というのは2作目、続編だ。
○チンコの野郎が帰ってきたのだ。
全体的な感触はそのままに、グラフィックを完全3D化し、新しい武器なども追加されたバージョンアップ版といっていい。
2020年のゲームではあるが、最近の対戦ゲームにありがちな「なんか条件をクリアするとスキルだか装備だかがアンロックされる」みたいなプレイ時間引き延ばしのための姑息な要素とかはないのでいつでも同じ条件で殺しあうことができるので気軽に遊べる。
初代と違い、無料ではなくなったがせいぜいジュース10本かそこらだ。買って殺しあえ。
先ほど初代の説明をしたが、グラフィックなどが強化されてもやることは基本的に同じなので安心して殺しあえる。
せっかくなのでもうちょい細かくシステムについて書いていこう。
出撃時にメイン武器とサブ武器を選んで状況に応じて切り替えたりしつつバンバン撃つほか、ステージに落ちている緑の箱を拾うと使えるグレネードをポイポイ投げて爆殺もできる。
また、武器を投げ捨てて死んだ敵の武器を拾うなんてのもできるので、対物銃とミニガンを装備するクソ火力野郎になることもできたりする(サブ武器のナイフを投げて敵に当たると相手は死ぬ)。
移動面ではジェットブーツでの飛行のほかにも、移動方向とジャンプを組み合わせた特殊移動がいくつかある。あとずさりしつつジャンプで発動するバク宙とかだ。こういうのを組み合わせて敵の照準をずらして回避しつつぶっ殺したときはとても楽しい。
このゲームは体力は少なめなのでみんなすぐ死ぬが、撃ちあいでギリギリ生き残ったときなんかに白い箱を拾って体力回復するとけっこう粘れたりするので積極的に拾っていきたい。
こんな感じにリスポン時に武器を選ぶわけだが、FlakCannon――対空砲だ——とかいう今作から追加されたあたまのおかしい武器もあり、殺しあいするのにとてもよい。初代でもできたミニガンの反動で空を飛ぶテクはもちろん健在だ。
今作でもメインルールはCTFだが、今風(?)なルールも追加されている。RapidRoyaleだ。
これはステージ外側からどんどん迫ってくる世界の壁の内側で殺しあいをするルールでいわゆるバトロワ系っぽさがあるが、リスポンは無限にできてタイムアップ時に一番他のプレイヤーを殺していたやつが優勝するという殺しあいファーストのルールだ。戦場がどんどん狭くなっていくので後半になると毎秒のように人が死んで楽しい。
また、キャラカスタマイズもある。
初代でもカスタマイズはあったがほぼカラー変更だけだったのに対し、今作では体のパーツのデカさやらアクセサリー類をつけたりとカスタマイズ性は上昇している。
まだまだアクセサリー類の数は少ないが、これは後からきっと増えていくだろう。
また、とりあえず実装してみたという段階なので操作性やらなんやらもあまりよろしくはないがステージ作成機能もある。
基本的な地形生成とオブジェクト配置ができるだけというレベルだが、そのうちプレイヤー作成マップでオンライン殺しあいができるようになるようなので期待したい。
アーリーアクセスが始まったばかりということもあり、マップやら武器がまだちょっと少なかったり、わりと高頻度でバグに遭遇したりと粗削りな点は多々あるが、SOLDATの高速で飛び回って一瞬で殺したり殺されたりをするゲーム性は健在だ。
さあ、みんなで仲良く殺しあおう。