FAR: Lone Sailsをやれ。
ここしばらく唐突にインディーゲーを買って遊ぶ文化的な活動をしていなかったが、つい先日夜中に突然発作が起きて勢いで買ってそのままぶっ通しでプレイしてクリアしてしまったゲームがある。
それがFAR: Lone Sailsだ。Steamとか緑マンなんかで売っているので買って遊べ。
※2020/01/23追記
気づいたらニンテンドーのスイッチやらゲーム機にも移植されているので全人類が遊べ。
このゲームは、終末感あふれる世界でたったひとり、巨大な陸上帆船てきな乗り物(オコモーティブというらしい)に乗ってひたすら右へ進んでいくゲームだ。まあ、少女がケッテンクラートで終末世界を旅行するようなノリだとでも思っておけばいい。本作の主人公が少女なのかはちょっと分からないが。
見ての通りアートワークとサウンドがひたすらいいのでDigital Collector's Editionを買うことを強く薦める。
操作方法はシンプルで、左右の移動と物をつかむ/離す、あとはジャンプだけだ。これでうまいことオコモーティブを動かしたり、前に進めないときは降りて近くの施設を動かして進めるようにするという具合だ。
下の画像のように、オコモーティブの内部には大量のスイッチなどがあるので、これらを押してエンジンをかけたり蒸気を排出したり燃料(そのへんに落ちているものはすべて燃料になるのだ)をぶちこんだり帆を張ったりとするわけだ。
ゲームのサイクルは基本的にひたすら移動するパートと、オコモーティブが前に進めなくなったときに下車して問題を解決するパートの繰り返しだ。その合間に火事やらなんやらが発生したりはするが、基本はその2つだ。
下車パートはちょっとしたパズルのような感じで、何ヶ所かはちゃんと周囲を確認しないと解き方が分からないものもあるかもしれないが、たいていはやさしめだし詰みは発生しないように作られていると思われるので安心してほしい。
ここまで読んで「アートワークは良いけれどゲーム性は低そうだしクリアする前に飽きそう」とか思ったやつもいるかもしれない。が、その心配は無用だ。何故なら謎解きでそれほど時間を浪費せず普通にプレイして3時間弱でクリアできてしまうからだ。
「3時間でクリアできるとかクソじゃん」などとぬかすあほはショッピングカートに乗せて坂を下ってジャンプさせておけばいいが、実際のところこのプレイ時間はかなり絶妙だ。ゲームプレイに飽きがくる手前でエンディングを迎えるので、このタイミングはなかなか理想的だと思う。
とにかくアートとサウンドが最高なのでやれ。なお、インターフェイスは日本語に対応しているが、そもそもメニュー以外では文字とか出てこないので気にする必要はない。
情景等についてはあまり語らなかったが、そこについてはこんなもん読んでないで自分でプレイしてその目で確かめてほしい。