2020。8月
今日から9月が始まった。
不思議なくらいにサラサラ〜っと日々が過ぎていって、なんだか夏が終わったなんて全く気がつかなかった。笑
2020年の夏は私の人生にとって忘れられないものになったと思う。
8月に父が亡くなった。
お盆の始まる13日の早朝に「婆ちゃんがそこに座ってはる」と言ってから本当に16日のお盆が終わってすぐにいってしまった。
本当にそんなことってあるんだな。ってすごい不思議に思うことばかりが重なった時間だったように思う。お盆だったこともあって家族みんなが集まって最後にゆっくり話をする時間を作れたこと。覚悟する時間をゆっくりくれていたこと。入院が嫌だと言い続けたからか、2日しか病院にいなかったこと。
まさかこんなに早く会えなくなるとは思わなかったから、もっとできた事はあったんじゃないかと後悔することもたくさんあるけれど、計画的でルーティーンを大切にした父らしい最期だったなと改めて思う。
家族からすると、頑固で融通の効かない難しい人。言葉足らずで、人付き合いは苦手な仕事人間。なんてイメージだったのに、こんなコロナの時期でも沢山の人が参列してくれて、自宅にも拝みに来てくださる人がいて、みんなが悲しんでくれた。
亡くなってから知る、家族以外しか知らない顔も沢山あることを知った。
沢山の準備でひたすら悲しむ時間もなくて、気がつけば半月が過ぎていた。お葬式にしても、その後の手続きにしても、遺族が動けなくならないように考えられているのかな。なんて考えながら取り組み続けてやっと落ち着いてきました。
祭壇に備えるご飯1つでも、残された人たちがお供えするためにご飯を炊くから、食べないと!ってなるように、利にかなっているのかな?なんてね笑
お父さんがいて自分がいる。当たり前だけど、今更実感してひたすらに感謝の気持ち。
改めて毎日元気に1日を終えて、明日がやってくる事が当たり前じゃ無い。と感じて、今思うこと、やりたいこと、伝えたいことは全部やり切らないといけないと思う。
目の前にあることを大切に、考え過ぎずに思うままに進んでいかないといけない。
今私にできることは、前を見て、父がくれた私の人生を一生懸命に生きていくことなんだろう。