函館観光してきたのでメモを残します
先日奥尻島に行った帰りに、函館に寄り道しました。この時のことを少しだけメモしておきます。
なお、奥尻島に行った時のことはこちらに書きました。
奥尻島ほどではないですが、関西から函館はアクセスが悪いです
函館は有名な観光地の割には関西では知名度が低いです。今回行ってその理由がよくわかりました。なんと、伊丹空港~函館空港は、JALとANAそれぞれ一日一往復しか運航されていないうえに、どちらも11時代の伊丹発なので実質合わせて一往復と言ってもいいくらいのダイヤなのです。
(なお、関空~函館、神戸~函館は直行便が運航されていません)
一方で台北~函館は、タイガーエア航空とスターラックス航空が各一日一往復ずつ。時間もばらけていて使い勝手が良いです。つまりは、関西からより台湾からのほうが函館へのアクセスがよいという状況。インバウンドの効果を思い知らされてしまいます。
というわけで、めったに来れない函館。せっかくなので有名どころだけでも観光してみました。
函館市電の混雑により、歩くことを選択
私が訪れたときには、函館は名探偵コナンとのコラボ真っ最中。函館市電の車体もコナンラッピングがなされていて、スマホを構えた人がたくさんいました。
私はコナンのこと全然知らないのですが、とんでもない人気です。見る人みんなコナンのスタンプラリー台紙を持っているように思えてきました。私は、じっちゃんのナニかけて!のほうの漫画は読んだことあるのですが、コナンのほうは全然知らないのです…。
コナン効果で?市電も非常に混雑していたので、基本的には歩いて函館を観光しました。
外国人墓地
混雑にうんざりしたので、ひたすら人のいなさそうな方向に向かって歩いた結果、町はずれの外国人墓地に到着。
外国人墓地って一か所しかないのかと思ったのですが、プロテスタント墓地、カトリック墓地、ロシア人墓地、中国人墓地などいくつかのブロックに分かれているのですね。そして、その多くは墓地だけあって私有地なので立ち入り禁止です。
函館湾に向かって傾斜した土地にあり、気持ちのいいところです。あと、お墓の形が全体的におしゃれでもあります。
鯨族供養塔
ぶらぶら歩いていたらたまたま謎のオブジェを見つけました。鯨族供養塔です。
説明書きによると、昭和32年に捕鯨船の船長であった天野太輔(当時83歳)がそれまでに捕獲したクジラを供養するために建てたものだそうです。これは名所というよりは珍スポットのにおいがします。あと、個人的には「クジラ族」というと、サイバーナイトというゲームに出てくるクジラそっくりの知的生命体を思い出しました。
函館伝建地区のオサレな建物たち
外国人墓地も鯨族供養塔も人気がなかったのに対して、観光の中心である伝建地区に戻ってくるとかなりの混雑でした。
いやもう、なにもかもおしゃれ。そして、観光客のほとんどが、外国人のグループ、老夫婦、家族連れ、女性のみのグループ、または若いカップルのどれかです。私のようないい年した孤高の男性ソロは全く見かけません。
これは、神戸の北野異人館と似たような雰囲気を感じました。場違い感がものすごいです。いや、みんなそんなこと気にしないのでしょうが…。
翌日はレンタカーで郊外へ
最終日は13時台の飛行機で関西に帰るので、朝早く起きてドライブ。私はカーシェアリングの会員なのですが、レンタカー屋が空いていない早朝から車を借りられて便利です。
展望台は往々にして、狭い山道をこわごわ走った先にあったりするものですが、城岱牧場展望台、きじひき高原展望台はいずれも走りやすい道が通っていてよかったです。景色も最高。しかも函館は涼しいです。たしかにこれは、夏に観光客がたくさん来るのもわかります。
それはそうと、泊まったホテルが変わったところでした
今回は「ホテルテトラ函館駅前」というところに泊まりました。
函館は観光地だけあってホテルの値段も少し高めですが、ホテルテトラは比較的安いほうのホテルです。あまり調べずに予約したのですが、珍しいサービスをやっていたので紹介しておきます。
その1:ハゲ割
ふざけたサービスだと思ったのですが、どうやらそれなりの理屈があるようです。
うーん、確かにわかるようなわからんような…。
その2:やけに多い「ウエルカム」
よくあるのはウェルカムドリンク。あとは飴とかクッキーなんかも見たことがあるのですが、このホテルには「ウエルカム寿司」があります。
ホテルに併設のすし屋ですし三貫が無料でいただけるというもの。ちゃんとした対面の寿司屋で、寿司と一緒にお茶もでてきます。
あと、「お夜食カップ麺1個サービス」とありますが、これはチェックイン時にカップ麺を一つ選ばされます。
カップ麺と寿司だけで、小食の方ならそれなりにおなか一杯になってしまいます。
その3:朝食2食つき
チェックイン時に渡されるものはほかにもあります。
朝食券とシーフードカレー券です。
「ご朝食券」を出すと、寿司屋で海鮮丼が食べられます。そして「シーフードカレー券」を出すと、カレーが食べられます。どちらもそれだけでそこそこおなか一杯になる量です。
これは何を考えているのかよくわからないのですが、朝食2食付きという珍しいプランです。炭水化物ばっかりそんなにいらないのですが…。私は残念ながら海鮮丼でおなか一杯になり、シーフードカレーは食べ損ねてしまいました。
全体的な感想
いろいろとサービスが過剰な気もしますが、お値段に対しては十分見合ったホテルだと思いました。あと、寿司屋さんが比較的安くておいしいです。
一人でも入りやすくていいところですよ。
まとめ
函館に行く前に見たニュースでは、函館でオーバーツーリズムが問題となっているとのことでした。
確かに、函館中心部の伝建地区および夜の函館山はかなり混雑していて、観光するにも体力、気力が必要でした。市電もなかなかの混雑で、京都市バスと似たような状況です。
可能なら平日に訪れるのがよいのでしょうが、サラリーマンにはなかなかつらいものがあります。郊外に行くと人が少ないので、割り切ってしまうのも一案だと思いますが…。