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私の好きなエンタメ!~おうち映画、ドラマの楽しみ方を徹底調査~

こんにちは、見える化エンジン情報調査部です。

6月のnote特集は「私の好きなエンタメ」ということで、映画・ドラマの楽しみ方について調査してみました!

NetflixやPrime Videoをはじめとしたサブスクリプション型の動画配信サービスは、コロナ禍の影響もあり、「巣ごもり生活のお供」「どこでも見られるエンタメ」として新定番になりました。
ついつい時間を忘れてどっぷりと一気見してしまった方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、おうちでの映画やドラマの楽しみ方について見える化エンジン(※1)を使って瞬速リサーチ(※2)と、Twitterから調査してみたいと思います。

(※1)見える化エンジンは、テキストマイニングの技術によりTwitterなどのSNSや様々なテキストデータを収集、分析、視覚化するツールです。
(※2)瞬速リサーチは、見える化エンジン内で、ネットモニターにアンケートを投げて回答を収集することのできる機能です。

※調査概要
データ収集:瞬速リサーチ
データ収集機能:瞬速リサーチ(アンケート収集機能)
設問:おうち映画、おうちドラマを観る際のこだわりを教えてください
1問アンケート:普段観る映像作品のジャンルとして最も当てはまるものを選んでください。
洋画・海外ドラマ (アクション)、洋画・海外ドラマ (恋愛)、洋画・海外ドラマ (SF)、洋画・海外ドラマ (ホラー)、 邦画・日本ドラマ(恋愛)、邦画・シリーズ(アニメ)、邦画・日本ドラマ(ミステリー)、韓流(恋愛)、韓流(ヒューマン)、 邦画・日本ドラマ(ヒューマン)
分析件数:992件
データ収集:Twitter
データ収集機能:Twitter検索(過去)
検索条件:「愛の不時着 梨泰院クラス 太陽の末裔 冬のソナタ トッケビ チャングムの誓い」
対象期間:2019/02/01~2022/05/15
分析件数:200,000件 (データ取得後、広告等の不要データを整備)

人気の映画・ドラマのジャンルは?

アンケートで収集したデータから、普段「どんなジャンルの映画やドラマを視聴しているか」集計したものが、以下の図1です。

一番件数が多かったのは、「洋画・海外ドラマ(アクション)」、次いで「邦画・日本ドラマ(ミステリー)」、「邦画・日本ドラマ(ヒューマン)」という結果になりました。

図1

さらに、図1の結果を男女別で集計したものが以下の図2です。

男女別で結果を見てみると、男性の一番人気は「洋画・海外ドラマ(アクション)」、女性の一番人気は、「邦画・日本ドラマ(ミステリー)」でした。

図2

また、男女別でジャンル人気を出した図2で、最も人気に差があったのが「韓流(恋愛)」「韓流(ヒューマン)」で、「韓流(恋愛)」は男性回答2.6%、女性回答が97.4%、「韓流(ヒューマン」)は男性回答が6.9%、女性回答が93.1%と圧倒的に女性人気が高いという結果になりました。

私も韓流ドラマにハマり、一気にシリーズを観たりしてしまいます。

次に、年代と性別による、好きな映画やドラマのジャンルの傾向を比較をしてみました。
年代と性別で、ジャンルの集計をしたものが以下の図3です。

図3 NEW

比較してみた結果、傾向が目立っていたのは、男性で40代の方々が「邦画・シリーズ(アニメ)」39.5%、男性で60歳以上の方々が、「洋画・海外ドラマ(SF)」を観る方が38.9%をよく観るジャンルとして挙げられている点です。

50代の女性は、48.1%の方々が、「韓流・(ヒューマン)」を選択されました。
また、女性の20代(32.4%)から30代(33.8%)の「邦画・シリーズ(アニメ)」人気もみられました。
女性で60代以上の方々はアニメを観る方がとても少ない(1.4%)ということを結果からみることが出来ます。

全体の傾向と、男女別、年代別ではジャンルの好みの傾向が変わることがわかりました。

皆さんのお好きなジャンルはこれらの傾向に当てはまっていたでしょうか?それとも全く異なるものだったでしょうか?
想像と違った、意外だったものありましたね。

これがないと始まらない?とびっきりの特別感を?あなたのこだわりは?男女別比較!

アンケートにて、「普段おうちの映画やドラマを観る際のこだわり」を聞いてみました。

全体の話題を俯瞰して観ることができるマッピングという機能で、「普段おうちの映画やドラマを観る際のこだわり」を表したのが以下の図です。

図4

全体像を見てみると、「夜・お供:お酒・おつまみ」「お供:おやつ・コーヒー」「お供:飲み物・お菓子」といった、お供や時間帯についての話題が上がっていまたした。

夜に観る方々は、お酒やおつまみをよくお供にするのですね。たしかにジュースやスナック菓子も鑑賞には欠かせませんね。

また、「照明・音響・画面」といった、鑑賞の機材や環境に対しての話題もありました。
「時間確保・部屋・見方」「家族・時間」といった、どの時間に、どこで、誰と、といったようなこだわりを持っている人もいるようです。

マッピングの機能で男女別でこだわりについて調べてみた結果、男女で異なるこだわりの傾向があることがわかりました。
男女別で、どのような「普段おうちの映画やドラマを観る際のこだわり」があるのかを見ることができるマッピングが以下の図です。

図5

男性は、「音」」「ホームシアター」「ヘッドホン」といった話題が多く見られ、実際のコメントでは

「高価なものではありませんが、過去に購入したホームシアターセットを使用し大音量で鑑賞してます」
「4Kの大画面、サラウンド効果・重低音の出る音響環境を重視します」

といった意見がみられました。

男性は映画やドラマを観る際に、設備にこだわりを持つ人が多いのですね。
また、「ビール」「つまみ」といったお供についての話題もありました。

一方で、女性は「家事」「終わらせる」「ゆっくり」「邪魔がない」といったような話題に、言及があります。

実際のコメントでは、

「洗濯などの家事も全て終わらせて、部屋の中を綺麗に掃除してすっきりした状態で、時間的余裕をもって観ることです」
「だれにも邪魔されないようにひとりで、ゆっくり、作品に入り込んで観る」

といったように、映画やドラマを観る為の時間の確保のためのこだわりについて言及されていました。

「お菓子」についても言及されていて、男女のお供の違いについても見ることが出来ます。

男女共通で言われているこだわりには、「コーヒー」や「暗い」といったものがみられ、部屋を暗くしてコーヒーを飲みながら観る、ということが男女ともにこだわりとして根付いているのかもしれません。

最もコーヒーが選ばれやすいのは韓流もの!+恋愛ドラマ?

映画やドラマを観る際のお供にこだわりが見えてきたので、それを定量的に集計し、ジャンルごとの傾向があるのかを調べてみました。

お供については言及が多かった、「お菓子」「酒」「コーヒー」「おつまみ」「ジュース」「お茶」「紅茶」をピックアップしました。

ジャンルとお供を掛け合わせた結果、全体的にどのジャンルでもお菓子をお供にすると発言している人たちが多い中、「洋画・海外ドラマ(恋愛)」を普段よく観る人たちは、「酒」をお供にする割合が27.3%と、多いようです。

また、「邦画・シリーズ(アニメ)」をよく視聴する人たちは、ほかのジャンルに比べて炭酸飲料といったような「ジュース」をお供にする人たちが15.7%と、多かったです。
アニメを視聴する人たちの年代は20代から40代が多かったのですが、年代関係なくアニメといえば「ジュース」を用意して観る、というのが定番になっているみたいですね。

図6 NEW

男女別でのこだわりでは、男女共通で「コーヒー」についてのこだわりが見られました。その中でもジャンル別で見ると、「韓流(恋愛・ヒューマン)」ものをよく観る人たちが多く、それぞれ30%以上の方々が、「コーヒー」をお供にしているのがわかりました。

「韓流ドラマ」を観る際には、「コーヒー」をお供にするといつもとは一味違う、おうち映画・おうちドラマのこだわりのひと時になるかもしれませんね!

韓流ドラマの新たな楽しみ方のトレンド?
#つぶやき鑑賞会について徹底調査!

コーヒーのお供になりやすい韓流ドラマの中でも、人気が高いヒューマンラブストーリーについてTwitterでデータを集計し、どういった楽しみ方があるのかを徹底調査しました。
「コーヒー」をお供にする以外にも、面白いこだわりの見方があるのでしょうか?

時系列グラフで、ヒューマンラブストーリーについての言及の推移の結果が以下のものです。

図7

1000件を超えるツイート数の伸びが、グラフから見受けられます。その時に何があったのかを調べてみると、キャストの交際報道や、結婚報道がありました。

しかしそれ以外の日にも、1000件から2000件のツイートの伸びが、6回ほど見受けられます。
それらのコメントを確認してみると、特定のハッシュタグがつけられたコメントが多く、ツイート数の伸びにつながっているようです。

どうやら「#つぶやき鑑賞会」というハッシュタグは、ある特定のドラマの特定の話を同じタイミングで見て、感想をつぶやきあいながらドラマを視聴する、というイベントが行われていることがわかります。

よってコロナ禍の影響もあり、面白いドラマを誰かと一緒に観たい、誰かと共有したいが出来ないといった人たちが、SNSを通して誰かと共有をするというニーズがかなえられているのですね。

それらのコメントを実際に見てみると、特定の「シーン」や「感想」について、

「化粧品のシーンはいつも泣いてしまう」
「皆で空を見てるところが泣ける」
「もうね最終話むりずっと泣く」

といったコメントが見られます。同じ話を見ているからこそ、同じシーンについてつぶやき、共感することができるようです。

また、「つぶやき鑑賞会」という「イベント自体」の言及もされていました。

「この作品は一生心に残る作品だし、3カ月間のこの鑑賞会も一生忘れません皆ありがとう~!」
「素晴らしいドラマを、楽しい皆さんと鑑賞会できて、幸せな時間でした!」

イベントや、同じ時間を共有した方々への感謝の気持ちが述べられていますね。

このようにSNSを通して誰かと感想を共有しながら作品に熱中するという見方はとても新鮮で、面白そうです。

まとめ:家で楽しめるエンタメの楽しみ方は、お供やこだわりに収まらずSNSの普及、時代とともに多様性を増している

今回はアンケート、Twitterから、皆さんの「おうち映画・おうちドラマを観る際のジャンルやこだわり」の深掘りから、最先端の楽しみ方までを見つけることが出来ました。

こだわりでは、男女での違いが見受けられ、男性は「環境」へのこだわり、女性「観る時間自体」を特別にするためのこだわりが見られましたね。

また、お供の違いについても、ジャンルごとで傾向が変わるのも興味深いです。

そして、SNSを使った新たな楽しみ方では、家で一人で見ていても、「誰か」と感想を共有しあうことに楽しみを感じる方が多いことがわかりました。

いつものおうち映画・おうちドラマに、新しいこだわりで、一味違った楽しみ方をしてみてはいかがでしょうか。

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担当:mii

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