「准ちゃんの笑顔が見れなくなる」
徐々に進行する視野欠損の中で、僕はそれを最も恐れた。
好きな本が読めなくなる、できてた仕事ができなくなる、見えてた景色が見えなくなる。
綺麗な星空も、綺麗な海も、僕の世界からはその鮮やかさや美しさが失われていく感覚だった。
どうやったら見えなくなることから逃れられるか、必死で探して色々試して。
しかし今の医学ではどうしようもないことを知り、絶望した。
あまりにも心が苦しくて、少しでも安らげるよう目を閉じ、瞑想をし続けてみた。
続けている中でふと気づく。
息が吸える、吐ける。音が聞こえる、匂いがする。身体の感覚がある。
僕にはすべてがある。
視覚はたまたまあっただけ、有難いことに見ることができていただけ。
そして、最愛の奥さん、准ちゃんの笑顔も心に刻まれている。
無くなったりなんかしない。
僕たちは何も失ったりしない。幸せは必ずそこにある。
ただ気付いていないだけ。見えていないだけ。
だから世界に問いたい「見えるか」と。
そして世界の幸せを「見える化」したい。
これがみえるかマガジンの原点です。
あなたは自分のそばにある小さな幸せが見えていますか?
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