パパ達の育児交換日記(No9)
第9号の担当は、「パパスマイル四日市」のペンネーム「ぜんた」です。
今回は、子ども達と接するうえで、私が気を付けていることを少しお話します。それは、子どもにして欲しいことは、自分自身も「自分事として関わる」ということです。
親ですから、子どもに「本好きになってほしい」「運動好きになってほしい」などと、思いますが、親の思うようになるものではないです。
身近なところでは「靴を脱ぎ散らかさないでほしい」「食べた後食器を片付けてほしい」「服を脱いだら洗濯機の所へもっていってほしい」と思います。
例えば、「脱いだ靴はそろえようね」と子どもに言っても、「なんで靴をそろえないのだ」と叱っても、父親自身がしていないと、子どもはなかなかしてくれません。親が、靴を脱いだらそろえることを地道に繰り返したり、靴が散らかっているなと思えば、片づけることを楽しそうにしていると、子どもに伝わるようです。親自身が片づけやすいように、出ている靴の数を減らすなど工夫して関わることや、にこにこと鼻歌でも歌いながら片づけている姿を感じさせること、片付いている状態を子どもにみせていることが、影響すると思います。
本が好きになってほしいと思う場合もそうです。親自身が、本を読む時間や気力がなく、読書していないようでも、子どもから「読んで」といわれた本をけっして断らない等、絵本や本が嫌いではない態度を示していれば、子どもは本が好きになるようです。
運動も同様でしょう。自分自身が少々の距離を、歩くことや、走ることを、おっくうにならずにすること。例えば水遊びがしたいと子どもに誘われたときに、「疲れた」などと言わずに、まずは付き合ってみること。そんなことの積み重ねが、身体を動かすことの好きな子どもにつながっていくようです。
といっても、毎日の子どもとの関わりです。「出来ないこと」「ついていけないこと」も多々あります。そんな時は、出来ない自分や子どもを責めるのではなく、「次やってみよう」「どうすれば出来るかな」と工夫していければ素敵ですし、親の思いが子どもに伝わっていくと思っています。