パパ達の育児交換日記(No138)
三重にゆかりのパパたちによる育児交換日記。第138号となる今回は夢旅人が担当いたします。
今年も既に3月。月日の経つのは早いですね。今年は、わが家では卒業や入学といったイベントがないので平穏ですが、来年の今ごろは4人の子どもがみんな卒業を迎える予定(!)なので、考えると今から恐ろしくなります。
さて、この週末がちょうど「3.11」ということで、今回は東日本大震災の祈念編として、子どもたちに「防災の心」を伝えるということをテーマにしたいと思います。あれからもう12年。あの日に生まれた子は、もう小学校卒業です。それだけの年月が過ぎているんですね。
私は、被災地に行ったわけでもなく、遠くから東北の人を応援していただけの立場ですが、12年前にはすでに4人の子を持つ父親でしたので、せめて何か子どもたちに伝えなければ、という気持ちがありました。
震災の2日後 ── 子どもたちに災害を「我が事」として感じてもらいたくて、手作りの「図上シミュレーション」をやりました。学校にいる時、家にいる時は大人がいるから安心だけど、もし通学路上で大地震が起こったら!? そんなことを一緒に考えてみました。
震災のちょうど1年後 ── その日はパパ友たちと一緒におでかけをしていました。児童館のようなところで遊んでいたのですが、発災時刻と同じ、午後2時46分には、うちの子も、パパ友ん家の小さい子も一緒にならんで、東北の方角に向かって黙祷を捧げました。
震災から5年が経った年の授業参観の日 ── PTAで防災講演会を企画していただいたので、積極的に参加しました。子どもたちと輪になって、一緒に防災を考える時間があり、次男や次男の友だちと、防災について語り合うことができました。
どれもこれも、ほんの簡単なことで、特別なことは何一つしていません。東日本大震災の被災地域の人びとや、南海トラフの大地震が予想されている地域の人びとは、もっと真剣に防災学習に取り組んでおられると思います。私は私なりに、機会があればその都度、「防災の心」を子どもたちに伝えてきたつもりですし、これからもそうしていきたいと思います。
私が考える「防災の心」とは、いつどこにいたとしても、自分の身を守り生きのびるんだということ。自分の身が守れたなら、周りの人と助け合っていくんだということ。そして、そういう気持ちをいつも片隅に持っておくんだということ・・・そのように考えています。
今年も、東北に思いを寄せながら、子どもたちと一緒に「防災の心」について考えたいと思います。
これまでの「パパ達の育児交換日記(No1~No137はこちらから↓)
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