大人女子の団体訓練へ
台風が来ると関東では厳戒態勢ですが、私は前から予定していた,中学高校同級生計七人で某温泉に女子旅です。いい年して自称女子とかなんなんだ,というツッコミはおいておいて。
我々の通った中高は,今でこそ時流に合わせてマイルドな校風となっておりますが、昔はスパルタで知られておりました。それを象徴するのが、年二回の「団体訓練」。春と秋,山の中をひたすら歩く,という「訓練」があったんですよ。朝は6時起床,6時半に点呼、朝食を食べたらひたすら山を歩く。雪山の場合はスキー装着。夕方まで。就寝は10時でしたかね。先生が見回り,起きてたりしたらさあ大変,連帯責任でその部屋全員が廊下に出されてお説教ですよ。そんな行事なので食事も当然あまり美味しくありません。4泊5日,この訓練が中1から高2まで必ずあったのです。
この団体訓練=「団訓」の記憶は我々の脳裏身体に深く刻み込まれ,卒業してもう何十年も経つと言うのに様々なことが思い出されます。うちのオットにも、「おたくの卒業生は何かというと団訓の話をするよね」と言われるほどです。山の中をまさに「行軍」している時の体力的に大変だったこと、消灯時間前のおしゃべり,消灯時間後もバレないようにこそこそとおしゃべりしたこと、朝は寒くて辛い中起きねばならなかったことなどなど。
そして大人になった我々は、「大人の団訓」と称して,年に一度ぐらいの頻度で泊まりがけの旅行に行くようになりました。最初は都内のホテルの女子会プランを利用することが多かったのですが、今は遠出します。美味しい料理を堪能した後持ち込みワインで部屋で宴会です。
宿を探す基準で外せないのは,メンバーに入っている八人全員が同じ部屋に泊まれること!部屋を分けてしまうと面白くない、わいわいみんなで騒ぎたいと言うわけです。消灯時間もないし,見回りの先生もいないしね。
と言うわけで,出発です。