キッチン🍴三重の恵み🌿『一年原田』リレーコラム⑩ぎゅーとら訪問・第一回試食会

2月19日に商品開発案の発表とぎゅーとらさんにオンライン訪問させて頂きました。そこでぎゅーとらさんの実際の販売風景や売れ筋商品などについて教えて頂きました。また、商品開発案については班で考えた試作品を田中さんも含め食べ比べをしました。　

■自己紹介
相可高校食物調理科1年の原田です。家族に初めて料理を作った時に「美味しい」と褒めてもらい他の方に美味しい料理を作れるようにしたいと思い相可高校に入学しました。今回のプロジェクトでは三重県の方だけでなく他の県の方々にも三重の恵みを知ってもらいたいと思っています。


■ぎゅーとらとは
三重県で沢山の地域にあるスーパーの1つです。いつも私達が土日に作る青春弁当もぎゅーとらさんで販売させていただいています。今回私達が作る商品もぎゅーとらさんで販売させていただく予定です。私達の考えた商品をお客様に食べていただくと考えると、色々な方にもこのプロジェクトについて知ってもらえます。そのためどの年代の方にも食べていただき、美味しい！と思ってもらえるようにする必要があります。だからこれからも頑張っていきたいです！


■店内の様子

今回はどのように商品が売られているのか、また置く場所の工夫などを実際に見せていただきました。売り場では揚げ物コーナー、焼き物コーナーなどといった種類によって違う場所に分けて売られています。
私もよくぎゅーとらさんに行くのですが、そういった種類別で分けられていることは初めて知りました。このことから、私達の商品の種類により販売する場所が違うという事になります。さあ、私達の開発する商品はどこに置いてもらえるのでしょうか！楽しみです。

■商品開発案

今回は各班で考えた商品案を出しそれについてスケッチブックへ商品の絵を書きました。上の写真では上がA班・下がB班となっています。
A班は「干物図鑑」「三重のサチージョ」B班は「魚っとするほどうめぇ時雨煮」「ギマリネ」「おかき揚げ」と全部で5つの案がでました。私はA班なのですが、メリットやデメリット、誰もが簡単に作れるという事をポイントとして作りました。出来るだけデメリットがないようにと考えると商品は絞られてくるので難しいなと思いました！


■それぞれ考えた商品内容
A班の「干物図鑑！ in 三重」を紹介します。

伊勢志摩冷凍さんから頂いた小魚をみりんにつけ1日干しました。その干物を私達が作った2種類のソースをつけて食べていただきます。ソースは2種類あり、熊野で有名な新姫とお茶の葉で作ったソース、また三重県で有名な梅干しを使用したソースをつけて食べてもらいます。魚とソースが合い香りも良いのでお口の中でお茶や梅が広がると思います。私は新姫とお茶の葉のソースを作りました。その時に甘さの加減などを調節するのがとても難しかったです！お茶の葉香りと新姫の酸味がとてもあるから2つのソースだったら私は梅干しのソースの方が好きです！

「三重のサチージョ」は三重県で有名な食材トマト、にんにく、きくらげ、なばな、刺し身唐辛子（虎の尾）きのこ（ひらたけ）。未利用業の銀馬、小魚を使用したアヒージョです。

次にB班です。1つ目のギョッとするほど梅え時雨煮は水、酒、濃口、たまり、砂糖、生姜、小魚を使用して作りました。

2つ目のギマリネは銀馬とマリネをかけた料理名です。オリーブオイル、酢、新姫、砂糖で作りました。

3つ目のおかき揚げは魚に下味として塩を振り小麦粉を打ち、卵でくぐらせます。細かく砕いたあられにつけて揚げます。最後に伊勢茶塩をつけて食べてもらいます。

■食べ比べと皆の感想
A班とB班の試作品を田中さんに送り私達も一緒に試食会をしました。私は試作品を食べて、B班のおかき揚げがとても美味しいなと思いました。
銀馬は骨が太くて食べづらい点はあります。しかし、伊勢茶塩の香りがして揚げてかけるだけなのでとても簡単に作る事ができ、誰もが美味しく作れてとても良い案だなと思いました。それぞれ思っていなかった事を知る事ができて、試作をする上でとても参考になりました。特にカロリーを気にする女性の立場になって考えるとどうか、という他の人の意見もあって、新しい視点が出来ました。
そこで1番の問題点は「加工が出来るかどうか」ということになりました。この前石川さんにも伺いましたが焼く工程は出来ないなどと言った加工する上でも出来る事出来ない事があるのでそれを含めてもう1度考え直すということになりました。

■まとめ
今回私が感じたのはこんなにも商品を作るのは難しく、自分だけの観点だけでなくお客様の目線、また加工の条件によっても商品を考えていかなければいけないなと思いました。試食会をした時も自分達の班では良いと思っていた事もB班や、田中さん、先生などに試食して頂いたら沢山のアドバイスを頂きました。自分では気づかないことも知ることができて参考になりました。


■次回予告
次回のリレーコーラムは第二回試食会のオンライン会議です。伊勢志摩冷凍さん、田中さん、デザイナーさんと試食会をします。色々な課題が見えてきましたが、皆で考えた商品案はどのようになったのでしょうか。