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想像力を働かせる

私は商談の前に、そこで契約を取れる展開をイメージします。想像力を働かせ、担当者はどのような質問をしててくるのだろう。何を聞かれ、何に困っていて、何に悩みを持っていて、自分はどのように答えれば相手の悩みや問題点を解決することができるのだろうかと考える。
そして自分はどのような質問を相手にすれば良いのか、相手にどのような資料を見せれば良いのだろうと考える
相手はどのような人なのだろうかと想像する
何歳くらいで、男性なのか女性なのか、どのような性格で、何を好み、何を嫌がるのか。
今までの20年間の経験、事例のパターンを総動員する。
そして相手の性格を見極める。

人の性格の分類にはおおおまかに4つの分類の仕方がある。
①理論で詰めたほうがいい人なのか、
②共感を求めたり、感情に訴えた方が良い人なのか、
①数字や図形、合理的なことを望む人なのか、
④ひらめき、直感で物事を判断する人なのか
これらに分類できる。
これらの人の見極めにより、用意する資料、文章、持っていくプレゼントも違ってくる。

また効果的なのが、良くない箇所の写真を撮る。自分で良くないと思う場所をここはおかしい、悪いと思う場所の写真を撮り、手紙を書く。どこがどうなれば良いのか、どういう風に改善できるのか、自分の会社ならこういう風なメリットがあるので、このように改善して喜んでもらえる。その場で注文をもらえることをイメージする。想像する。
大体、最初面談したときに、この契約は取れるかどうかが勘でわかる。
なぜなら面談の相手はできていないことを不安、不満に思っているからだ。
それならこのように変えられると提案する。
これも想像力を働かすポイントである。
想像力もやはり勉強である。たくさんの経験を積んでいればパターンや分類ができ、予測ができるようになる。

また持ち物を何重にも想像力を働かせて用意してシミュレーションすることも非常に重要である。もしもこそが最大の想像力である。何を用意するか、この時間をどのように使うか分刻みや時間刻みで予定を考えて、必要なものを準備する。服装、カバンの中身、書類、資料、化粧の仕方あらゆることを考える。この準備のシュミレーションこそが日々の想像力の訓練の賜物である。

想像力の高め方は、自分とは違う意見の人を対象になぜそう思うのかを想像してみたり、たくさんのセミナーや講演を聞いたり、サロンに入り、様々な人の価値観に触れることなどでも鍛えられます。想像力を鍛えるコツになんにでも興味を持つことです。人に対して、物事の背景に対して、くるべき未来に対して、まずは興味を持って、ゲーム感覚で楽しみながら習慣になるまで数と経験をこなす。この仕事がこうなったら、その先はどうなるんだろう。いつも想像している範囲の2歩先3歩先まで考える癖をつけることが大切です。

これらは、自分の仕事に限ってのことだが、全てを経験することはできないから、自分が全く経験していない分野で想像力が働くか勘が働くか、今の自分の世界だけでなく、10倍も20倍も経験したことのない世界で勘が働くかどうか、やったことのないことがやれるようになるために日頃から想像力を働かせることを鍛えておくと良いと思います。

そのために想像力を鍛える方法を最後に書いておきます。

①相手の立場になって考える
②自分と価値観の違う様々な人と交流する
③旅行、引っ越し等環境を変える
④小説やビジネスの本、エッセイ、本をたくさん読む
⑤経験したことのない様々なこと、普段やらないことに挑戦する
⑥1人の時間をつくる
⑦自然に触れる
⑧好奇心を持つ

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