思い出の旅第3位「秋の乗り放題パスではまなすと北海道の旅」@2014(前編)
久々の、過去の乗り鉄記録記事です😊
JRでは、10月14日の鉄道記念日(個人的には国民の祝日とすべきと思っています💦)に合わせて、「秋の乗り放題切符」を発売しています。
使い方は「青春18きっぷ」とほぼ一緒ですが、1枚当たりの日数は3日間と少なく、なおかつ必ず3日間続けての使用じゃないとダメ、また1日当たりの単価も18きっぷより若干高いということが、ややマイナスの相違点💧
プラスの相違点としては、子供料金の設定があることですね。
そしてこの切符を使用しての、私の秋の乗り鉄も2014年で3回目なんですが、今年は5カウント以内の反則行為(一部特急や急行を使うこと)を織り交ぜて、過去最遠の場所へと遠征いたしました。
目的は夜行急行「はまなす」!
昔と異なり、鉄道オンリーで富山から札幌へ向かうなんて、普通は考えないですよね(;^_^A
腰痛持ちのクセに自分、大丈夫か?(笑)
(なお今年の値段は、消費税率アップのせいでもう少し高いと思います…)
1日目
さてさて3日間連続旅行の初日は10月11日(土)です。
自宅最寄のJR東富山駅を5:52に出発する普通列車にて、いよいよスタート!
(今や絶滅危惧種の413系が、まだ北陸本線普通列車の主役でした)
前日遅くまでどうしても外せない飲み会があったので、かなり二日酔い&寝不足でしたが、気合を入れて出発しました!
直江津に7:39に到着し、すぐ7:44発の長岡行き普通列車に乗り換えます。
(こちらも絶滅危惧種、新潟の115系です)
柿崎~鯨波間は波打ち際を走るので、天気が良いと絶景を楽しめます♪
そして長岡に9:11に着き…
早くも反則してしまいます(^_^;)
長岡(9:28)~新津(10:05)間だけ、特急「北越1号」に乗ったんですが、これに乗ると乗らないのとでは、この先の行程が大いに違うんですよ。
なんと直江津から乗ってきた普通列車は長岡に9:11に到着したというのに、その先の新潟へ普通列車で行こうとすると、10:38まで待たねばならんのですΣ(゚Д゚;エーッ!←勿論それに乗っていては間に合いません。
ということで、基本的には普通列車で北を目指す第1の障壁は長岡なんです。
何が腹立つかというと、10:38の新潟行きの1本前の普通列車はというと、長岡を9:06に出発してるんですよね。
なんつー乗り継ぎの悪さ!5分ぐらい調整しろよ!
「北越1号」に乗るのは必要な反則という説明でした(笑)
新津にも定刻10:05に到着しました。
本来なら10:15に会津若松へ向けて出発するSLばんえつ物語号が見れるんですが、SLは全検中とあって、ディーゼル機関車が代わりに登場していました。
その代わり(?)に、指定席料金不要になってて、乗車券のみで乗れる配慮がなされていました(^▽^)
気分的には乗りたくてたまらないんですが、コレに乗ったら先の予定が狂っちゃうので、なくなくイメージキャラのオコジロウ君と一緒に、見送りました…。
新津駅から次は新発田駅まで、1両のディーゼルカーで向かいます。
一応、羽越「本線」を走る普通列車なんですが、数時間に1本だけ、しかも1両・・・。
寂しいですね~。
新発田駅に定刻に到着し、今度はこの電車に乗ります。
この普通列車の行き先は村上駅!
ほぼ新潟県の北の端と言ってもよい駅です。
この村上から先も電化されているものの、交流電化のため、走り抜ける電車は特急だけで、普通列車は全てディーゼルカーなんです。
この左側のに乗ります。右側の特急いなほに乗れたら楽なんですけどね(笑)
ディーゼルカー発車まで時間があるので、村上駅の改札を途中下車し、昼食を頂きました♪
村上駅より徒歩1~2分の所にある「Diners Safe Sateto」という喫茶店です(^▽^)
普段なら滅多にこういうお店には入らないんですが、旅に出た開放感からか、珍しくお洒落な店に入ってしまいました(^_^;)
パスタランチは絶品で、細いのに麺はコシがあって、食べ応え抜群!
食後デザートが出てくるのも忘れてしまうほど満足するランチでした~。
そして13:38、村上駅をディーゼルカーに乗って出発します。
それまで内陸を走っていた羽越本線は、村上を出て最初のトンネルを抜けると、日本海沿いを走り始めます。
これが絶景続きで、何枚も写真を撮ってしまいました!
中には林先生が「今でしょ」で有名になった2013年の翌年ということで、こんな看板もありました(笑)
村上を13:38に出たディーゼルカーは、山形県は酒田駅に定刻15:57に着きました。
今年開業100周年ということで、めでたい雰囲気♪
酒田より先は乗り継ぎ時間があまりなく、今後の日程を考えるとここで早めに夕飯を頂き、腹を満たしておく必要があります(〃▽〃)
ということで村上でパスタを食べて3時間ちょっとしか経ってないのに、酒田駅から徒歩5分の所にあるお店で中華そば大盛りってのを食べてしまいました(^_^;)
この昭和テイスト溢れる佇まい、イイですよ!
価格もこの時代にこんな価格でいいのか?心配になります。
(そんな心配が現実になったのか、現在は閉店されてしまいました(´;ω;`)ウゥゥ)
そんな酒田の町には約40分滞在し、次の電車に乗ります。
さて酒田からはずっとこの車両がお供です。
長距離旅行者泣かせの、オールロングシート701系💦
やっぱり長距離旅行するには、山手線みたいなロングシートじゃなくて、4人向かい合わせのボックスシートがいいです~。
秋田に定刻18:22に着きましたが、秋田から先も…
オールロングシート(ToT)
そんな中、酒田~秋田間で無理やり撮ったのがこの一枚。
デジカメじゃなくスマホからですが、日本海に沈む夕日が綺麗だったので、ロングシートで他のお客さんの目もあって恥ずかしかったんですけど、撮っちゃいました(^_^;)
さて秋田から先の大館行きの発車は18:37!
せっかく滅多に来れない秋田という地に来れたのに僅か15分しか乗り継ぎ時間がなく、しかも土曜日とはいえ混みあう時間帯ですから、殆ど秋田駅を味わう間もなく、すぐに次の列車に乗り換えました。
真っ暗になりましたので、東北の景色はまったく楽しめず…(苦笑)
ロングシートに揺られること約2時間。
秋田県の北部、大館駅に定刻20:27に到着しました!
大館は渋谷で有名なハチ公の生誕の地ということで、駅構内にはこんな飾りもありました。
ただ大館は駅前にコンビニとかあるかな~と思ったら、特に何もなく、既に真っ暗( ̄ェ ̄;)
この後の行程を考えたら、この大館で飲食料品を多めに調達しておきたかったんですけど、駅構内のNewDaysも嫌がらせの如く20:15に閉店した直後でした(@_@;)
已む無く自販機でお茶を2本買って、この後に備えることとしましたが、大館の駅周辺がこんなに早く夜も更けてしまうとは思わなかったなぁ💦
さて大館から更に北へ向かうわけですが、大館から青森行きの普通列車に乗ると、今回の旅の一番の目標に辿り着けない事から、大館駅よりこの旅で2回目の反則行為を開始いたしました(苦笑)
特急つがる9号!
秋田~青森を結ぶ、4両編成のローカル特急です(夜間撮影は難しい…)
車両は全国でもこの「つがる」号にしか使われていない、E751系と言う車両で、乗り心地は快適でした♪
ただ夜なので車窓はまったく楽しめませんでしたが(;´▽`A``
特急つがる9号は夜の奥羽路を快適に飛ばし、いよいよ青森に定刻22:08に到着しました!
青森からは今回の北海道旅行のメインイベント!
夜行急行「はまなす」です!\(^o^)/
全国から寝台列車、夜行列車が次々と廃止される中、日本で最後の定期「急行」、しかも「青森~札幌」という旅情を満喫できる区間を走る夜行ということで、一度は乗ってみたいな~と思っていた列車でした。
それが2016年春に北海道新幹線が開通することにより、その事前準備のため、早々に邪魔な夜行列車は廃止されるのではないか?という噂が、2013年辺りから鉄道マニアの間で流れ始めました。
まだ廃止になるかどうかその時点では分かりませんでしたが、いざ廃止が正式アナウンスされたら、チケットがプラチナ化してしまうのは必至です。
その前に是非はまなすに乗って、貴重な夜行列車を体験したいと思い、このはまなすをメインに据えて、北海道旅行を計画したわけですo(*^-^*)o
私が乗るのは寝台でもなく座席でもなく…
このカーペットカー!
昔青函連絡船が青森と函館を結んでいた時、夜行便もあったことから、こういうゴロゴロ出来る二等船室というのがあったそうです。
このはまなすにも、そんな車両を設置しようということで作られたのが、このカーペットカーです。
なんと料金は寝台料金不要で、指定席と同額!
なのにゴローンと横になることが出来て、枕や掛け布団もあります!
夜行急行ってだけで貴重なのに、更にその列車の中でもレアな車両の切符を、今回押さえる事が出来ました\(^o^)/
他の座席車や寝台車に空席があっても、このカーペットカーだけは満席ってことが多いらしいです。
いや~、このカーペットカーを押さえられたなんて、1ヶ月前のJR西日本のご予約サービスのお姉さんに感謝です(*^人^*)
さてこの「はまなす」の青森発車は22:18。
22:08に青森に着いたので、10分しか余裕がありません。
なのでこの一つ前の大館で、夜食とか買い込みたかったんですけどね(^_^;)
青森駅を堪能する間もなく、いよいよ発車時刻になり、「はまなす」は青森を出発しました~。
青森の先に停車するのは函館です。
函館では機関車を交換するので、何とか函館までは起きてようと思ったんですが、朝から乗りっぱなしなものでカーペットカーに横になると、ウツラウツラ…
でも幸か不幸か、電気機関車の運転士さんがブレーキのテクが今一つ(苦笑)
途中で運転停車とかする際、ガクンガクン!とかなり揺れるので、その揺れで目覚めることが出来ました( ̄m ̄*)
何本かトンネルに出入りし、青函トンネルに入ったのは23:20頃でした!
トンネルの中は轟音なんですが、それでも寝そうになってしまうという…(苦笑)
逆に轟音が途切れ、ちょっと走行音が静かになったかなと思ったら、青函トンネルを過ぎて、いよいよ北海道に上陸したということです(^▽^)
上陸後は色々と問題のある線路のため、かなりゆっくりと走りまして、函館には定刻より5分ほど遅れて0:50頃の到着となりました!
深夜の函館は真っ暗(当たり前)で、静かでした。
ただ「はまなす」の周りだけ、鉄道マニアで騒々しいという…(苦笑)
さて函館では青森からの電気機関車を交換します。
JR北海道のディーゼル機関車登場!
この「はまなす」以外にも、「トワイライトエクスプレス」「北斗星」「カシオペア」も牽引する、DD51というディーゼル機関車です(残念ながら今やカシオペア以外過去帳入り)。
北の大地に深夜に上陸し、いよいよ札幌を目指すということでテンションが上がりまくる私!
…でしたが、遂に函館発車直後に記憶が途切れました(笑)
長くなりましたので、続きはまた後編で…(^▽^)/