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思い出の旅ベスト5(第5位)
私の4大趣味の一つに、「鉄道」があるのですが、その「鉄道」という2文字の中には、幅広いジャンルが含まれています🚃
「乗り鉄」「時刻表鉄」「音鉄」「撮り鉄」…(^_^;)
その「乗り鉄」に含まれると思いますが、私は「旅行」が好きなんですね〜💖
この1年半ほどは国策により抑制されていますが、そうなる前に各地へ出掛けていた旅行の中から、コレは楽しかった❗コレは凄かった❗という乗り鉄旅をピックアップして、ご笑覧いただこうかと思います🎶
実は既に第1位まで選んでおりますが、一つ一つが長くなりそうなので、1つずつ分けてお届けしたいと企んでおります(〃艸〃)ムフッ
第5位「猛吹雪で帰れないかと思った旅」(2016.1.23~24)
時は約5年半前になります。2016年1月23日~24日の1泊2日で、私は東京へ旅しておりました。
この時のメインは、シエナ・ウインド・オーケストラの第41回定期演奏会、「邦人吹奏楽作品とその変遷」という、なかなか凝ったテーマの演奏会鑑賞でした。
場所は既に何度か行って馴染みのある、東京ドームの裏(?)にある文京シビックシアター。
開始が15:00ということは、終演は17:30頃と予想されるので、時期的には既に北陸新幹線開業後ですから、北陸新幹線で往復日帰りも可能だったんです。
しかしひねくれ者の私は、そんな単純な旅は嫌じゃ!(笑)
とばかりに、かなり変則的な日程を組み立てました。
題して、「懐かしきほくほく線経由の東京旅」!!
東富山駅6:56→泊7:43/7:48→直江津9:01/9:27→越後湯沢10:55/11:31「Maxたにがわ410号」→上野12:54/13:05→秋葉原13:08⇒一旦宿へ荷物預け昼食/13:45→水道橋13:50⇒文京シビックホール
もちろん復路もほくほく線です。
北陸新幹線が出来る前は、上越新幹線で越後湯沢へ行き、通称越後湯沢ダッシュ!(自由席利用のお客さん)を繰り広げ、特急「はくたか」に乗り換えていました(関東へ向かう時はこの逆)。
そのルートを使って、切符代を安く上げようという訳です🎫
この行程で威力を発揮するのが、JR新潟支社独自のフリーきっぷ、「えちごツーデーパス」です。
北陸新幹線開業によって、北陸本線はズタズタになってしまったのですが、唯一良かったのはこの「えちごツーデーパス」の範囲が、直江津からじゃなくて、えちごトキめき鉄道の始発、市振からOKになったことなんです♪
市振とは、富山県から新潟県に入って最初の、えちごトキめき鉄道の駅。そこから効力を発揮するので、市振→越後湯沢という、3社入り乱れる区間も、この切符1枚でOK。
しかも安い✨
私はこの切符と、上越新幹線のたにがわ限定・えきねっとの「お先に得だ値」切符を使って、東京往復したわけです🎫
その後増税などありましたが、この時点ではこの手段を用いることで、東京まで片道6,645円(往復13,290円)という格安で行くことが出来ました!!
もっとも、都内での移動は別料金ですが💦
さて秋葉原の宿に荷物を置いて、私は文京シビックホールに向かい、開演を待ちます♬
早くチケットを抑えたためか、前過ぎず後ろ過ぎず、丁度見やすい席でした(⌒∇⌒)
シエナ・ウインド・オーケストラでの私の憧れ、サックスの榮村さんもいらっしゃいます(⋈◍>◡<◍)。✧♡
至福の一時です~🎷
ただテーマが重く感じられたのか、ホール内は若干空席もありました💦
吹奏楽のイメージ的に、日本人作曲家の曲は、重たいもの、長いものというイメージがあるのかもしれません。
ですが私がこの時、このシエナの定演を観に行こうと思ったのは、私が高校3年生の時の全日本吹奏楽コンクール課題曲A「吹奏楽のための『深層の祭』」という曲がプログラムにセレクトされていたためです(≧∇≦)
高校3年生になった時、その年の課題曲が収録されたカセットテープが高校に届き、まずは全曲通して聴いてみようと、先生が一通り聴かせて下さったんですが、この課題曲Aが終わった途端、「なんじゃ今の!!」「こんなんどこが選ぶん!?」というザワザワした声が…( ̄▽ ̄;)
というくらい、難解な曲なんです(勿論我が母校も、この曲は選びませんでした 苦笑)
最近の吹奏楽コンクールだと、逆に難解な課題曲を、高校以上の枠限定で採用したりしているようですが、とにかく昭和63年時点では、間違いなく吹奏楽コンクール課題曲の歴史を塗り替えるインパクトのある難解な曲だったと思います!
さて演奏会も始まり、シエナ独特の明るいムードの中、演奏会は進んでいきます。
私の一番の目的は、休憩後の第2部1曲目!
ワクワクしながら待っていましたが、聴き終わった瞬間、流石プロは違う…と脱帽したのを覚えています。
勿論演奏会の写真は御法度なのでありませんが、最後は恒例のお客さんも一緒になっての「星条旗よ永遠なれ」で締めまして、最後の最後はアメリカかよっ!と突っ込んでしまいそうになりました(笑)
(恒例アンコール終演直後。これくらいは…許してくださいね🥺)
大満足した演奏会の後は、冬モードの東京ドーム周辺を散策し
その後、mixi全盛期に知り合わせて頂いたマイミクさんのお店へ行きました。
上野からちょっと西側の千駄木という所にある「フェリーチェパスト」さんです。
メインはパスタで、東京に出掛けた際にも必ず行けるわけではないのですが、私が行った時には一度裏メニューを頂いたりしたことがありました(これ、内緒あるヨ㊙)。
雰囲気も良く、とても美味しいので、関東の皆さん、ぜひ一度絶品のパスタを味わってみて下さいね🍝
いつも東京に来たら、夜もギリギリまで何か予定を入れる私ですが、この時はフェリーチェパストで夕飯を頂いたら、秋葉原の宿へ戻りました。
旅のメインテーマは終わったんですが、翌朝早朝から裏メインテーマが控えてますので、早めに寝ないと、と思ったんです。
翌日、その裏メインテーマで、悲惨な目に…(苦笑)
帰りの行程は…
秋葉原7:10頃→上野7:15頃/7:34「たにがわ77号」→越後湯沢8:54/9:17「ほくほく線・超快速スノーラビット」→直江津10:14/10:50→泊12:00/12:22→金沢14:15➡「めざましクラシックスin金沢」鑑賞15:00~➡終演後、3セクで東富山まで帰る。
裏メインとして設定していたのは、ほくほく線が日本一速い在来特急が走る路線から、単なるローカル線になってしまっても、まだ頑張りまっせ!という心意気を示してくれている、超快速スノーラビットに乗ることと、そのまま金沢まで行ってめざましクラシックスin金沢を観ることでした。
まずは上野駅へ行きます。
北陸新幹線を見送り…
「たにがわ77号」に乗り込みます(これも、たにがわ限定・えきねっとの「お先に得だ値」利用です)
どうですか、関東地方の素晴らしき冬の快晴の空晴れと高崎観音様🌞
これが高崎を過ぎ、長い長いトンネルを抜けて越後湯沢に着くと…
川端康成の小説の通りの雪景色です。
先行き不安ですが、ちゃんと超快速スノーラビットは越後湯沢の0番線で出発を待機しています。
使用車両は従来から使用している、ほくほく線の普通列車用車両です。ですが「はくたか」廃止後のほくほく線のシンボルとして、ほくほく線内をかっ飛ばしています。
この日は日曜とあって、結構なお客さんで一杯になるかな?
と思って、早めに乗り継いだんですけど、発車時間が迫ってきてもお客さんはチラホラ程度…。
ウーン、残念(´;ω;`)ウゥゥ
列車は定刻に越後湯沢を発車し、雪の上越路を逞しく駆けていきます。
ただ往路と違って、雪景色が楽しい雪景色ではなく、先行き怪しい雪景色…。
まあほくほく線は大半がトンネルなのと、「はくたか」走行用に消雪設備を完備していますので、滅多な雪では遅れませんし、止まりません。
JR信越本線、上越線が雪で止まっても、ほくほく線は頑張ります。
この日も雪の中を爆走し、あっという間に直江津に着きましたよε-(´∀`*)ホッ
(お疲れさまと言いたくなる後姿)
さて直江津駅構内に、いつもはいない筈の「しらゆき」の車両が鎮座していました。
これは既に、ダイヤの乱れを意味しています。
この先、金沢まで無事に行けるのかな?とちょっと不安になりつつ、10:50発のえちごトキめき鉄道の泊行に乗り込みます。
進むにつれて不安感が増す車窓
なんとか泊には、ほぼ定刻に着いたのですが、ここからが悲惨なのです❕
まず、乗り継ぐはずの12:22発のあいの風とやま鉄道金沢行きが、いつまで待っても来ません…。
ホームは吹雪で酷いので、屋根で完全ガードされた跨線橋にて列車を待っていたのですが、眺めはこんな感じです。
完全にホワイトアウト!
そして定刻を過ぎた12:30頃、駅員さんのアナウンスで、
「12:22発の金沢行は、現在隣の入善駅まで到着しています。泊駅までの除雪が完了次第、到着します。しばらくお待ち下さい」
と告げられました。
跨線橋で待っていたのですが、あまりに寒いので、私を含めて乗り継ぎ待ちをしていたお客さんは駅の待合室で待たせてもらうことになったんですが、駅の待合室にストーブがない!!😱
泊駅はJR時代は一部の特急も停車していて、もちろん待合室ももっと整備されていたんですが、JRに捨てられるとこんな目に遭わされるんですね( ノД`)シクシク…
座れるだけで、寒いのは全く変わらず、今後どうなるか分からない状況を、寒さに震えながら待つしかありませんでした。
最初の内は、さっき書いたのと同じアナウンスを繰り返していた駅員さんですが、しばらく間があった後に
「ただいま、あいの風とやま鉄道は全線で運転を見合わせております。復旧の見込みが立ち次第、ご連絡いたします。しばらくお待ち下さい」
に変わりました。
時にして13:45頃でした。
嗚呼、めざましクラシックスin金沢がぁ(*´Д`*)
それでも交通手段が遮断されてしまい、陸の孤島と化してしまった泊駅から移動する手段は何もありません。
タクシーも全然泊駅にはやって来ず、私は15分毎に自販機の温かい缶コーヒーを買ってはホッカイロ代わりにして、寒さに耐えていました。
途中、こんな目に遭うのも久々だと、駅の周りとか撮影して時間を潰していたんですが、こういう時はなかなか時間が進みません💦
線路も完全に雪に埋まっちゃって、めざましクラシックスin金沢どころか、家に帰れるのか…という状況です。
次に駅員さんのアナウンスが変わったのは、
「あいの風とやま鉄道は全線で運休しておりましたが、富山~黒部間で運転を再開しました。泊駅でお待ちの皆様を、黒部駅までタクシーでお送りする手配をしております。タクシーが到着するまで、しばらくお待ち下さい」
でした。
時に15:00頃でした。
今頃めざましクラシックスin金沢始まってるんだろうなぁ…と思いましたが、3時間も寒い待合室で共に交通難民として過ごした皆さんとは、何となく連帯感みたいなのが生まれます。
中に一人、鉄道ファンの方がいて、タクシーが来るまでずっと喋っていました。
もっと早くこういう方と出会いたかった~(苦笑)
その方と喋っている内に、やっと代行タクシーが来ました!
15:30頃でした。
ここから黒部駅まで送ってくれます。
しかし泊と黒部の間の国道も、道路は圧雪ガタガタで縦揺れ、横揺れがスゴイ😖
軽く車酔いの状態で黒部駅までは1時間ほどかかって着きまして、タクシーの運転手さんに感謝の言葉を述べ、駅の中へ…。
ほ、本当に黒部~富山で運転再開してんのかな?
黒部駅の待合室は既に先客で一杯!!
私もその中へ紛れ込みましたが、折り返しの富山行きが来るまで、約30分ほど待ちました。
「富山行きが間もなく到着しますので、富山方面ご利用の方はホームへお入りください」
やっと、やっとここまで辿り着いた…
黒部駅真ん中の折り返し用ホームだけ、線路の雪が限定除雪されていました。
そこへ雪まみれの普通列車が到着。
降りるお客さんもおられましたが、この先に行きたい方はどうするのかな?
さて折り返しの列車に乗って、やっと安心できる環境に身を委ねることができました。
時にして、泊駅に12時に着いて、この黒部駅で富山行きに乗ったのが17時過ぎ。
5時間、雪国の猛威をたっぷりと味わいました⛄
黒部駅の待合室に沢山いたはずのお客さんは、意外とこの富山行きには乗って来ませんでした。ということは、黒部より先へ行きたい方が沢山ということなんですね。タクシーじゃ足らんだろうなぁ、どうしたんだろうなぁ…。
もはや定刻かどうかも分からない富山行きに乗って、やっと我が家最寄りの東富山駅に着いた時には、既にめざましクラシックスin金沢はどうでもよくなっていまして(苦笑)、無事に帰れた♬という喜びに浸ってしまいました(;^_^A
こんな旅でしたが、悲惨ポイントとしては
①氷点下の泊駅待合室で3時間半待たされた
②めざましクラシックスin金沢に行けなかった
の2つなんですが、②については追い打ちをかける出来事がありました。
翌日主催者へ、大雪で列車が動かず富山から金沢まで行けずにチケットが無駄になってしまったんですが、払い戻しとかしてくれませんか?と電話して尋ねたのですが、物凄い冷たい声で
「興行は行われまして、大雪による交通障害は弊社の責任ではありませんので、払い戻せません」☎
払い戻しは元々そんなに期待してませんでしたが、そこまで冷酷に言い放つか!?
石川テレビさん、もうちょっと人間味ある人を電話対応に回してくださいな(# ゚Д゚)
私は旅の途中のトラブルも、旅のスパイスと思って、そんな時こそ時刻表マニアの腕が問われるとばかりにいろいろ策を考えたりしますが、この時は最後の石川テレビの電話対応で、大変後味が悪くなりました(苦笑)
以上、締まりがあまり良くない記事で大変失礼いたしました(;^_^A
次回は第4位の旅を書きたいと思っていますが、いつになるかな💦
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