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ノートを包む

「国語のノートがもうすぐ終わりそうだから、新しいの買って〜。」
などと、小学生の娘たちに言われ、ときどき買いに行くことがある。

近くの文房具屋さんか、文房具も置いている本屋さんに買いに行くことが多いのだけど、どちらのお店でも、今でも買ったものを紙袋に包んでくれる。

「あ!家に帰ったらすぐに捨ててしまうから勿体ない!」
なんて思ったけれども、
すぐに違う事を思い出した。

これって、家に帰るまでに、大切な商品を汚さないように、大切にきれいに持って帰れるようにって想いで包んでいるんだって、ふと感じてしまった。
特に、ちょっとどんくさい1年生の次女が、真剣な顔で紙袋を大切そうに抱えている姿をみると、
あぁこんなに大事そうに持ってるけど、うっかり落としたり転んだりしちゃう事もあるよね、
なんて思う。
紙袋に包んでくれるという事のありがたさというのか、商品を大切にしたいって気持ちを感じて、こういうのって忘れてたなぁと、ハッとした。
こういう感覚がほんとうは普通だったよなぁと。
もちろん、エコとか考えると包んでくれなくてもいいのだけど、こういう想いだって残っててもいいなって思った。


先日、自分のノートを買った時にも、店員さんがノートの中身まで確認している姿に気付き、ビックリした。
落丁とか汚れとかないか確認しているのかなぁ、と思った。

ますます、このお店が好きになった。

この中に鳥が隠れています。

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